将軍家献上

「将軍家献上」とか、「宮内庁御用達」とかは、日本ではブランドイメージとしてかなり高い、と思う。

で、今は「主権在民」の時代。
公共の場所で使われています、というのは「ブランドイメージ」として高いと思う。
例えば、「スカイツリーで使われています。」とか、「新幹線のなんとかに採用されました」とか、こういうのは、中小零細企業にとっては目指すところでもあるし、技術屋としては「憧れ」でもあると思う。

だから、例えば、埼玉県でも東京都でも、国、あるいは地方公共団体が「採用」してくれたならば、ブランドの「証明」でもあると思う。そういう「優良な企業」を応援するのは、国とか地方公共団体の使命でもあるんじゃなかろうか。

だとしたら、公金を支出した際の「支出先」の名前を表に出すことの、どこに問題があるんだろうかと思う。名前が表に出てくれたら、名誉じゃないか。

ボールペン10ダースでも構わない、公金を支出したならば、その「領収書」を公開して、「あ、あそこのお店から[市区町村]が買っているんだ〜」というのは、普通のビジネスならば「名誉」というのは大げさかも知れないけれども、どこに隠す必要があることなんだろうかと思う。

要するに、言いたいことは一つで、公共団体が支出した支出先の個々の名前が表に出ることには、なんらの支障がなくて、すべてをオープンにして、困るはずがない、むしろ、歓迎される状況だ、というのが私の考えである。

それなのに「プライベートの企業の名前が表に出るのは、問題がある」という議論が出てくる理由が、どうしてもわからない。一体どういう状況で、「納入元」の企業名が地方公共団体の支出明細に出てきて問題になるのか、一度として明確な説明を聞いたことがない。
ということは、説明できないような取引が先行しているというのが、極めて単純な解釈ではなかろうか。

1円であっても税金が流れた先の「領収書」の個別明細は、WEBなどでPDFなどにして表に出すべきだと僕は思う。

加えていうならば、東京オリンピックでもそうだけれども、「公共事業」として公金を投入して、都民とか、埼玉県民とかなんでもいいけど「住民の未来資産」として「みんなのお金で作りましょう」ということになるのならば、入札前後の段階から、設計内容の明細が表に出るようにすべきではなかろうか。

そうすれば、「VIPなどの来賓席に、高級調度品を整え、高級感を出すために、何億円必要」だとか、担当者が手作業で開閉すれば簡単にできるものを「どこかからのワンタッチの操作で、全自動で開閉可能にするためには、何千万円の設備が必要」だとか、いくらでも削れるところにやたらと訳のわからない設計が乗ってくるのを、事前に予防できると僕は思う。(絶対に、事前公表しないだろうなと、思うけど。)

例えば、スポーツ会場の「カーテンの自動開閉」。
ブランドイメージ最優先で、資金に余裕があるならば、「絶対に必要」でもいいかも知れないけれども、それでも、「もっと安くできる」とか、表に出すと細かい指摘があるんじゃなかろうか。普通の公立学校なんかならば、絶対に手作業だろうなと思う。担当者が手作業で開閉する、その「時間×人数」と、「必要性」を考えて、細かいことを言えばきっと、一日、何分×一人いくらで、何百円、それが、年間何日で、自動化することで、人件費いくらを削るためにいくらの投資、という数字が出てくるはずで、例えば東京都の担当者がそこまで細かい検討をできないにしても、表に出せば、市民オンブズマンなどがチェックしてくれるんじゃなかろうか。それを表に出さないとしたならば、やはり、面倒くさいから計算しないか、でなければ、突っ込まれたら絶対にボロが出るから表に出さないか、どっちかだと思う。それで、それこそ、生徒とか会場使用団体に手作業でやらせれば済むところに、何千万円の設備投資を上乗せしてくる、そういう設計になるんだろうな、と思う。いや、「カーテンの自動開閉」なんていうのは、適当に取り上げて書いているだけですが。
オリンピックが別格だというのはわかるが、それこそ「別格」ならボランティアだって集められるでしょう!?

公金を投入するのに、こうした「設計明細」が表に出ない理由はなんででしょうかね?
作ってしまって、お金を支払ってしまいさえすれば、後から誰かが文句を言っても壊すことにだってお金がかかるし、なし崩しで誰かが潤う、そのために、いざ情報請求すれば、ノリ弁当だとか、情報を公開しないだとか、そういうのが慣例として横行しているんじゃなかろうか。

いやぁ、自治会の会計だって、ありますよ。「前年踏襲」でやっていると、役員初顔合わせの後の「懇親会」の食事部分は、自治会の支出になってる。(区長が結構細かいから、食事部分以外、いわゆる飲み代相当は参加費を徴収された。)いや、全額自腹だったら、初顔合わせだって懇親会欠席したと思うけど。他にも、自治会活動で中心になって動いてくれる人の「接待」的な部分でも、飲食費支出はしている。(自治会の会計って、結構大変だ!)何よりも、地区住民全員を対象とした「お祭り」なんかでも、同じように支出は全額自治会費負担でやってる。
この辺の線引きが大変だってのはわかるし、文句があるなら自分で自治会活動を手伝ってやってくれって言って、やってくれる人がいるなら、こういう(役員対象の)支出をゼロにしてもいいとは思うけれども、そうした愚痴はさておいて、僕は自治会の領収書を全部WEB公開できるように、整理はできている。全部細かいところを説明できますって。今年度で任期が終わるけど。(絶対に、任期延長なんてことになって欲しくない!)
ただ、言わせてもらうならば、地方公共団体の場合には「給料」をもらっている訳だから、「自治体」とは明らかに条件が違うとも思う。

パプアニューギニアでこんな話があった。JICA(国際協力事業団)が、住民の「なんとか」を改善するために、かなりまとまった金額を支出したらしい。それを、具体的にどう使うか、検討するための会議に州知事以下、行政の主だった役員が飲食を伴う会議をホテルなどで延々と開催し、結論も出ないまま一年後に協力隊員が入った時にはJ、ICAからの「海外援助」のお金が2/5程度しか残っていなかった、らしい。
誰から、どのプロジェクトの話だとして聞いたか、忘れた(10年前なら、具体的なプロジェクト名やら金額を思い出せたと思うのだが、今は思い出せない)けれども、「よくある話」らしい。以来、「プロジェクト管理」のスキルのある隊員を派遣する「職種」も追加された、と聞いた。(随分昔の話だけれども。)

でも、結構日本でも似たような状況なんじゃないんかなぁ。

少なくとも、「公金支出」は、設計段階から全てを明らかにすべきだ、と僕は思うのだけれども、「情報請求」しなければ「出せない」自治体が少なくないんだろうと思う。

小池さんには、本当に頑張って欲しいと、僕は思う。ぜひ、「東京モデル」を作って欲しい。
日本はすでに、あらゆる分野で「世界」では後塵を排するようになっている。ただ、せめて、日本国内で東京に「モデル」を作って欲しい。

「和」の見直し

日本の文化には、後世に残したくないものも少なくない。
「談合」とか、「根回し」とか・・・(小池百合子さん、応援しています。)

ただ、「おもてなし」もそうだったけれども、日本人が気づいていない「日本らしさ」には、日本人が日本人であるだけで十分に海外からの観光客を惹きつけるものが少なくないと思う。

今日、テレビで見た飛騨高山の居酒屋の女将さんの「おもてなし」
僕らにとっては、普通の「日本的対応」で、それに英語でのサービスを加えている。それだけかも知れないけど、心がこもっているのは、すごいな、と思った。

「銃火器を紛争解決の手段にするな」とか、「賭け事はするな」とか、思うところは色々とあるけれども、「カジノ解禁」になれば、時間の問題で犯罪組織が「表のビジネス」を展開するようになると思う。マネーロンダリングも、ギャンブル依存症も、間違いなく増加すると思う。「負」の要素、あるいは、動脈に対する「静脈」とか、そうした裏側に目を向けようとしない政治なら、声さえでかけりゃ誰でもできる。今、世界中でそういう「声のでかいやつ」が政治家になってる。経済波及効果のうち、「手っ取り早く金儲けしたい」というビジネスサイドの主張を、常に全面的に取り込む安倍総理には、大いに「異」を唱えたい。

警察の取り締まりは、今時の「迷惑メール」に起因する犯罪以上に困難になると思う。今時の「カジノ」には、サイバーな要素が多いと思う。なぜカジノなのか。石原慎太郎もカジノ好き(推進派)らしいが、身近な人間の誰かが「大儲け」すると、真似をする人間は少なくない。そうやって、興味を持ってハマる人は少なくない上に、巻きもうとする側の人間にも待ち構えている人たちは少なくないと思う。
とにかく、安倍総理は「影響範囲」に対する読みが浅すぎるのが問題だと思う。

理想形を先に書くならば、カジノなんてものがあっても、見向きもしない、ただ堅実にコツコツと仕事をする人間だけが日本人ならば、あってもなくても関係ないと思う。だけれど、現実にはそうではないと思う。政治家は現実に目を向けていないのか。

カジノとか、銃火器とか、そういったものを一切肯定しない「日本」の、日本人の真の良さを、どうしてもっと声高に主張できないのか。それでも日本の総理大臣かと、安倍総理には言いたい。

日本人の「学力」はかなり低下したけれども、日本の治安の良さは、今でも多くの国に比べてかなり高い水準だと思う。学力低下を放置した挙句に、日本人のヒトとしての、平均的な質の高さまでも落とそうと、わざとやってるのか、とすら、私は思う。

サッカーくじの時には、僕は「賛成」の論陣を張った。理由はただ一つで、「勝敗予想」がメインならば、データ分析や選手の観察など、相当に緻密な情報分析をしなければ「あたり」はひけないと思ったからだったけれども、まさかね、「お任せ」で、コンピュータがランダムに勝敗予想のパターンを合成して、そういう「買い方」があって、たいていの「大型当選」はこの「ランダム」で出ていると知って、ため息をついた。やっぱりダメだよな、と思う。

自民党の政治家が、「日本の本当の良さ」を知らなすぎる。それが悲しい。