ワンマン体制

此の期に及んで仕事以外に神経を向けるか?とは思うんだが・・・
今、詰めで手を抜いたら、タイミングを損ねたら、これまで書いてきたことが無駄になりそうな気がする。こっちが優先。

設計を担当する技術屋にとって、一番面倒なのは、集中力を削がれることかな、と思う。会社で仕事をしていて、外からかかってくる電話の応対、顧客対応なんてのがあると、プログラミングも、その前工程のシステム設計も、イメージが構築しきれずに、仕事の進め方がボロボロになる。結果として、コーディングにしても設計にしても、ようやっと仕事になるのは、外からの電話がなくなる午後5時になってから。そこからやっと仕事が始まるから、一番効率が上がるのは午後5時から深夜にかけて、というのが、サラリーマン時代のスタイルだった。当然、朝はとにかく弱くなる。中小企業だと、開発部門に「電話番」の事務系スタッフなんてつけてくれないから、事務処理に時間と集中力を食われて、開発の効率なんて地に堕ちる。で、会社のトップなんて、当然のことながら、開発部門とかに事務系スタッフを配置するなんてことをしないから、残業しなければ、仕事の「予定」を消化できない。事務を一手に引き受けてくれるスタッフが、開発部門に欲しかったな、と思うけれども、独立したらそれどころじゃない、社長業も自分でやるから・・・(以下省略)
加えて、自営業者としてのパートナーの教育は、完全に失敗したな、なんて思うけれども、それも私の責任。どうでもいいけど。

一昨日、SE経験のある取引先のSさんに、アナゴ料理をご馳走になりながら、そのサラリーマン時代の思い出話をした。

ある日、社長に呼び出された。「小林さん、あんた今、何をやっとる」「社長がおっしゃった、(プロジェクトA)のコーディングを、第一優先でやってます。」「おう、そうかそうか。それはいいから、この論文を読んで、この計測の機械をどう作るか、考えてくれんか(仮称、プロジェクトBとする)?こっちの、プロジェクトBを第一優先でやってくれ。」「はい、わかりました。」
その2週間後。「小林さん、あんた、今何やっとる。」「社長がおっしゃった、プロジェクトBの画面プロトと、生体モデルのイメージ固めをやってます。」「そんなことはいいから、こっちの資料のプロジェクトCの設計をやってくれ。」「はい、わかりました。」
さらに、その2週間後。「小林さん、あんた今何やっとる。」「はい、プロジェクトCの・・・」「あんた、何をやっとる。プロジェクトAを第一優先でやれと言ったがや。もう一ヶ月以上前に、あんたにやれと言ったやろ。何やっとる。」「はい・・・えぇと・・・」

第一優先が、三つ。で、どうすりゃいいのか、って以前に、三つもあったら第一優先と言えるんかいな。
と言いつつ、オーナー企業のワンマン経営だから、逆らえる訳はないよなぁ・・・、ってな話をSさんにさせていただいた。ちょっとだけ、わかって欲しい「現状」がありまして・・・

今になってみたら、その時の社長の気持ちはすごくわかる。「すぐに、これが金になる」と思ったら、金になるように飛び付かざるを得ない状況があって、それをやりくりしながら、短期的、長期的、それぞれに仕事を組み立てて行かないと・・・、ってのは、社長もやってる自分としては理解するが、開発屋の自分から言わせてもらったら、これは自殺行為。集中力を削がれる以前に、やれ「社長命令を聞いていない」とか決めつけられたなら、やる気そのものを失くしてくる。

ワンマン経営ってのは、これがあるからなぁ・・・。二度目、三度目の組織経験は、どっちもワンマンのオーナー経営者だった。どこかで「ご都合」があると、もう理屈なんて消し飛ぶ。

一応は、技術屋ですからね。ちょっと、「これまでにはなかった」的な新しいものを作れれば、そりゃぁ、社長だって大喜びで、「我が社の優秀な技術陣は、」的な持ち上げ方をしてくれる。だけれども、それも束の間で、短期的な視野での結果が出せなければ、左遷する勢いで落としてくる。僕の場合には、出張から帰ったら、部下が全部別の部署に転置されていたことがあった。(根拠のない「御注進」があったようで、後から他の部署の人に聞いた。)
まぁ、どこぞの国じゃないから、機関砲で銃殺されることはないから、それだけは安心だけれども。

「すぐにこれを作れ」って言われたって、技術屋だって、そんなご都合でホイホイものを作れる訳じゃない。例えば、本当に「例えば」だけれども、水爆実験に成功しました、なんてことになって、これは「技術屋が優秀だから」ってなことになると、その開発の経緯がなんであれ、トップの頭の中には、「なんでもすぐに作れる」という意識が芽生えてくるのか。そして、「すぐに作れない」あるいは、ここぞという勝負に出たい時に、失敗してくれたりする、そういうことが、ほんの数回重なっただけで、「こいつらは、手を抜いている」と思うか、さもなければ、これ前「ヨイショ」してくれたのが嘘のように「使えねぇ奴らだ」というラベリングをされてしまう。とりあえず、日本だったら、殺されはしないけれども・・・。

特にね、トップが「切迫感」なんてのを持ってしまうと、もう待てなくなるんだろうな。そうして、すぐに短気を起こす。ワンマン企業で、そういう上司を持ってしまうと、大変だよなぁ、とつくづく思う。しつこいようですが、日本では殺されることは、まずないと思うけれども・・・

やめてしまったら、降りかかってしまうのは「自己責任」だけれども、僕はもう、そういう誰かの下で仕事をするのが嫌になった、ということもあって、自分でやる選択肢を選んだ。その結果として、たぶん、あまり経験のない社長業なんて仕事を、この歳でゼロからやることになっているかもしれない。
だけど、そういう組織を辞める決断をしたこと、自体は、間違ってはいなかったと思う。まぁ、どこかの国じゃないから、落とされるって言ったって、殺されることはないけれども、黙って釈然としない思いのまま、「現状維持」を続けるっていうのが、やっぱり一番性に合わなかったのかも知れない。

なんてことを書いている暇があったなら、さっさと仕事しろ、ってな感じなのは、紛れもない現状認識で、だけれども、これは今書くべき話題だと、ふと感じた次第。いいタイミングだという気がしたもんですから。

余談ながら、殺されそうだと思ったら、逃げるのが一番ですね。>>どなたかへ。


ちょっと話題が飛ぶが、同じくニュースを見ていたら、ロシアでのホテル建設に、どこかの国の出稼ぎ労働者が勤務していて、結果として日本企業の金がどこかの国に流れている構図があったことが、判明したらしい。
こういうのは、なんとかして欲しいなぁ。日本は武器は使えない、っていうよりも、使わないことを強く選んだ。だとしたら、総力戦で、あらゆる協力が不可欠だと思う。こういう会社さん、多少工期が遅れても、多少高くなってもいいから、某国の出稼ぎ労働者を雇うな、と強く出て欲しいなぁ。マスコミも、よくぞ炙り出してくれた。総力戦。そうした企業を責めるのではなく、協力を求めて、内輪揉めはやめて、某国を追い込んでいって欲しい。

例えば、だけれども、日本でも人気のK-POPのスターに、某国出身の人が紛れていて、その稼ぎが某国に流れているなんてことがもしも判明したならば、(こういう、能天気の象徴みたいな文脈で引き合いに出すのは、ステレオタイプであって、本来は避けるべきなんだけれども、最初に謝っとく、ごめんなさい、)こんな話題に一切興味を持たない女子高生なんかに対しても、あのK-POPグループの商品は一切買うなと、「理解と協力を求める」くらいに徹底して、「拉致日本人を返せ」と、しつこく、忍耐強く、そして漏れなく、徹底して総力戦で力を合わせていける国であって欲しいと思う。

主題がなんだかわからなくなった。すみません。でも、最後の一言はこれしかないだろう。「拉致日本人を返せ。」

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