温暖化と寒波

え、と思ったのは「地球が温暖化しているなら、この寒波をどう説明する」という、「不都合な真実」の続編での冒頭。

緩衝機能がうまく働かないから、変動幅が大きくなる。つまり、平均レベルでは上昇しながらも、暑い方も寒い方も、極端に触れやすくなる。あるいは、かたや干上がって干ばつになり、山火事や住宅火災で広範囲を消失する一方で、そのすぐ隣(アメリカのスケールだから、数100km離れていてもすぐ隣と言えると思うが)では、竜巻やら集中豪雨やらで水浸し、なんていうことが起きるのが、いわゆる「地球温暖化」の説明だと理解している。

で、実際にそれが起こったとしても、偶然だと主張するに違いない。何年も連続して、被災者数が数百万人に届き、産業自体が正常に機能しなくなって、初めて「もしかしたら、当たっていたのかも」と考え始める、程度じゃないだろうか。

現在の異常気象の原因(温室効果ガスの増加)の影響が完全に取り除かれるまで、70年とか80年はかかると思う。だって、「排出量」を1970年レベルに戻すのに20年近くかかる?その間、森林が減少して、サンゴも死滅し、吸収するものが激減した中で蓄積していくわけだから、大気中の温室効果ガスの濃度が1970年代のレベルに戻るには、もしかしたら百年近くかかるかも知れない。

とりあえず、トランプさんが正しいことを祈る。南極の陸氷が全部溶ける、なんてことは考えにくいけれど、部分的には、既に起きているらしい。海面レベルが1m程度上昇することは、既に確実な気がする。これが、「2mは確実」とか、「3mは確実」とか、じわりじわりと、「あ、やっぱり温暖化か」と実感する前に、「最大6m上昇する」つもりで対処するのが、賢明だ、とは思うが、賢明という形容詞をトランプさんに使っていいものか。