凹面鏡

アメリカが敵視している国が、ことごとく凹面鏡に化している、そんな気がする。
アメリカのノンバンクの住宅ローン、サブプライムローン?でしたっけか?きちんと見てないので用語を正確に使っているか自信がないけれども、かなり危険な水準に来ているらしい、と何かで見た。(たぶん、テレビだ。いつ見たか忘れた。)

アメリカは、肝心なことに気付いていない。関税の応酬とかで、物価が上昇したり、経済的なダメージが広がって来た時、国民が「貧乏慣れ」していない国はどちらなんだろうか。特に、共産主義だとか、宗教指導者が強力に指導している国、などでは「経済的な困窮」がそのまま政府批判にはつながりにくい、いや、政府批判が出たとしても、アメリカで失業者が急増した場合と比べて、どうなんだろうか。

イランや北朝鮮に「核の完全廃棄」を迫る一方で、ロシアとの中距離核弾頭削減の条約(だったかな)からも一方的な離脱。あれこれ、つなぎ合わせてみてみると、アメリカが単独で軍事力を突出させる覇権主義の復活、に見える。ここに経済戦争が絡みついてくるから、ロシア、中国の当惑ばかりでなく、日本以外のアメリカとの同盟国、EUとかオーストラリアとかにも、不安はないんだろうか?

アメリカは明らかにバランスを欠いている、と私も思う。一旦アメリカが破綻すると、かなりのダメージは広がるかも知れないが、そもそもがアメリカは「自国経済」を海外と切り離そうとしているのだから、むしろ、そこに便乗して、TPPとか日欧とか、アメリカに依存しない経済、TPPなどに軸足を移すべきじゃなかろうか。距離感が難しいかも知れないけれども、中国やロシアとも連携は不可欠かも知れない。
アメリカ頼り、中国頼りから切り離すとしたなら、経済のドグマを「規模」から「安定性」に切り替えるべきだ、と個人的には思う。TPPみたいな「自由貿易協定」に、上限規制みたいな安全装置は設けられないのかな?双方のために?

イギリスやブラジルが、やはり「自国第一主義」に振れて、イギリスはEUから離脱する。日本はアメリカの「覇権主義」とは距離は置いて、対北朝鮮関係も、中国やロシアに近づくというのも選択肢の一つじゃないか、という気がする。インドやタイ、ベトナム、オーストラリアなどと信頼関係をしっかりと固めて、注意深く中国やロシアと距離を詰め、いざアメリカが「軍事的覇権主義のコスト負担増加」を日本に求めて来た時に、もしその時にアメリカの現在の経済政策が破綻していたら、一気にそこで「超大国不在」の世界に、一気に世界を流動化させて(させて、というよりも、そうなってしまう気がするが、)核軍縮(そろそろ「核の傘」を抜け出した上で、北朝鮮やイランに「核の完全放棄」を主張すべき)や、アメリカだけに頼っている安全保障を転換する、という流れは作れないか、と思う。
もしかしたら、安倍総理は、トランプが「軍事コストを同盟国に大幅負担増させる」と言い出し、どれだけその「負担増」を上げて来ても、黙って応じて、頑なに「アメリカの傘の下」から出ようとしない、そんな気もする。そもそも、アメリカの傘の下にいる限り、沖縄の基地負担の軽減などあり得ない、そうわかっていて、アメリカべったりを続けている。やっていることと、「沖縄に寄り添う」などと言っていることが、真逆だと思う。

そう考えてくると、もしかしたら、今回のアメリカ中間選挙は、共和党の圧勝で、トランプにやりたい放題させて、とても心中する気にはなれない状態のアメリカになってもらう、というのが、中長期的な日本の将来を考える上では最適解じゃないか、という気がした。民主党にとっても、すべての責任を共和党に押し付けられるから、いいんじゃなかろうか。一度極端に振れないと、わからないんじゃないか、という気がする。
右傾化する世界をハーメルンの笛よろしく、トランプが引っ張っていってくれることに期待したい。

今、野党の誰に期待できるかって、野田さんは今無所属かぁ。野党連合の中心に必要なのは、スーパー実務型の官僚出身者、だったりするかも知れない。そうでないと、野党連合が野合にしかならない、気がする。

すごい時代になりましたね。ここに、南米とかアフリカが絡んで来て、国内の超高齢化とか待機児童とか絡んで来たら、もはや、イデオロギーを看板にする政党には何も期待できない、そんな気もする。これが、インターネット社会の到来、かな。自民党は、実務型が目立つため、ドグマが見えにくいだけ、の、ような気がする。だから怖い。

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