痛覚誘発電位

また、書いてるよ。意志の弱い奴。

今週の授業では、薬理学の「薬の名前」の語呂合わせを扱った。
吸入麻酔薬の語呂合わせ:「ハローせぇ、イエメン」
ハロ(ハロタン)、せ(セボフルラン)、イ(イソフルラン)、エ(エンフルラン)、メン(メトキシフルラン):全部気化器を使う。
筋弛緩薬の語呂合わせ:「なるべくでっかいパンツ好きさ」
べく(ベクロニウム)、でっか(デカメトニウム)、パン(パンクロニウム)、ツ(ツボクラリン)、好き(スキサメトニウム)、さ(サクシニルコリン)
静脈麻酔薬の語呂合わせ;静香(入浴シーンで)プチ淫ら
静香(静脈麻酔)、プ:(プロポフォール)、チ(チオペンタール)、淫ら(ミダゾラム)

ドラえもんの静香ちゃん、何かと入浴シーンが出てくるのは何故なんでしょうかね?読者サービスって言ったって、主な読者層は小学生だろうに。
この「プチ淫ら」は、一部の女子学生に大受けしてた。

「ハローせぇ、イエメン」だけれども、もっといい語呂合わせがないか、考えたり、ネットで探したりしたけれども、結局これを選んだ記憶がある。ただなぁ・・・、イエメンに対して「ハローせぇ」って言いたくなる国際事情まで知らないと、あまり覚えやすくないかも知れない。間違って、「ハローせぇ、スーダン」になっちゃったら、どうするつもりなのか。ハロタン、セボフルラン、えぇと、ス、ス、スはスリザリンで、ダンはダンブルドア!なんてことになっちゃったら、全然役に立たないじゃない。

この話題で、麻酔事故の話を取り上げた。全身麻酔を使う際には、同時に筋弛緩薬も使う、と聞いている。医者にとっておそらく一番怖い麻酔事故は、麻酔から戻ってこないケース、だと理解している。手術は成功しました、ですが、一ヶ月経っても麻酔から覚めません。だから、なるべく浅めに麻酔をかける、とも聞いたことがある。その結果として、今度は逆に、筋弛緩は効いているのに、麻酔の方が先に醒めてしまう、という事故が、結構な頻度で起きている、とも聞いている。筋弛緩が効いているから、痛くても顔をしかめることもできない。手をバタバタさせたり、言葉で「先生、痛いです」とも言えない。お腹は焼火ばしで掻き回されているような痛みを感じているのに、表情も変わらない、身をよじることもできないで、丸太のようにじっとしている。ということが、あるらしい。
らしい、じゃなくて、川越の僕のいとこが、まさしくこの麻酔事故を経験したらしく、「もう、拷問みたいな感じでした」とおっしゃっていた。

麻酔深度を計測したい。この話は、もう30年も前から聞いている。心拍変動の揺らぎで、麻酔をモニターするという話題も、ジーエムエスの林さんのところで随分昔から扱っている。

ふと「誘発脳波」の話題を思い出した。聴覚誘発の聴性脳幹反応(Auditory Brainstem Response)とか、視覚誘発電位(Visual Evoked Potential)なんかは有名だけれども、痛覚刺激で誘発脳波を測定して、麻酔深度を測定する、とか、出来ないもんかとふと考えた。
触覚への刺激は、機械的に痛覚に針刺激を与える、なんてことも出来るだろうけれども、毎秒数10回とかの刺激で同期加算するとしたら、例えば、ペルチェ素子などで低温の温度刺激を与えるとか、実現できないか?(そんなにすぐに温度は変わらないか?)実現できたとして、脳のどの部位で脳波を測定して同期加算したらいいんだろうか、などなど、細かく考えている訳じゃないけれども、ふと思いついたので、書きたくなった。

そもそも、麻酔時の脳波がどうなっているか、記憶にある限り、よく知らないから、もしかしたら脳波測定だけでもそこそこ、麻酔深度を推定できるのかも知れないけれども、誘発脳波の潜時測定などを行ったら、もっとはっきりした指標が出そうな気がした。

で、非常に申し訳ないのは、私がこうして何かを思いついた時っていうのは、大抵、世間の何処かで同じことを考えている人がいる時、っていうことが、経験則としてすごく多くて、後で特許検索したりすると、ほぼ同じ時期に出願されていたりして、もしかして、私がこうしてネットに書いちゃったことで、どこかの誰かの研究とか製品開発を妨害したことになっちゃったりしたら、ごめんなさい、としか、言いようがない。

僕自身は、もう、試作して特許を出して、なんていうことが(特に、生体計測は医療機関とタッグを組まなければ無理だから、)できる立場にはない。トシもトシだし。誰かがやってくれたら、それでいい、ってな感じで、バルクのアイディアの段階で表に出しちゃっている。
順番が逆かも。30年も前、もしかしたらまだ「脂が乗り切っていた」頃は、特許出願とか、研究計画とか、色々と考えたりしても、つい、どういう通信経路で、誰に相談したら、盗聴やら盗撮やらを迂回して、実現の道筋をつけられるか、なんてことを考えた時点で、疲れて面倒くさくなって、思いついたまま放ったらかしにしたものも少なくなかった気がする。どっちにしたって、思いついたアイディアを自分の「研究成果」だとか「ビジネス」だとかに結びつける手段のところで、公安だのマスコミだのに掻き回されてしまっていた気もする。何がどうなっていたのか、わからんけど・・・また蒸し返しているよ、しつこい奴だなぁ。
もういい加減、納得して諦めろってば。(感謝行が足りない!ってな自覚は、一応あるけれども。)

今回、書いてしまった理由はただ一つ。もしまだ、こうした技術がなかったのなら、是非、どなたか実現してください。僕はもう、トシです。立場も、一介の自営業。ぼちぼち還暦。
実現できれば、きっと、麻酔事故を減らすのに役立つんじゃないか、と期待。

アイディアなんて、10出して1カスれば上等。かすったアイディアを10試して、1モノになれば御の字、っていう世界だと思う。でも、このアプローチでの亜流は10位出せる気がする。その程度のアイディアだとして、読んでいただければ、と思います。
そして、「既に存在する技術を、僕が知らなかっただけ」だとしたら、笑って読み飛ばして下さい。
さらに、もう一つ。もし、同時進行で、世界の何処かで、このアイディアを思いついた方がいらっしゃって、僕がそれを拾っちゃったんだとしたなら(結構、あったみたいで)、こうして書いてしまって、本当にごめんなさい。このケースだとしたなら、たぶん、きっと実用化すると思うので、是非進めて欲しいと切に願う。足を引っ張ってしまったなら、本当に申し訳ない。

以上