トランプ vs 国際社会

あれぇ、数日前にも何かニュースが流れていた気がしたんだが、見つからない。
要は、このニュースの続報なんだが・・・でも、いいや。(本業が、金を稼いで食いつなぐのが、必死!)

https://jp.reuters.com/article/usa-golanheights-un-idJPKCN1R8213
国連安保理、ゴラン高原の主権問題で緊急会合 米国の孤立鮮明に

アメリカ以外に、認める国なんかないのは明らか。イスラエルのやり方を認めたら、戦争に対する歯止めが効かない。武力行使による国境線変更にどんな「意味」があるか、普通の頭なら理解できるはずで、理解できたら容認などできるはずがないんだが、アメリカは、というかトランプが明確な例外だと、証明されたということだろう。

約20年前、最初にブログとしてあれこれ書き始めた頃、僕が「国際社会」なんていう言葉を使ったら、どこかの評論家が、「国際社会」なんてものは存在しない、と、言っていた。つまり、国連だってただ単に、国家エゴがぶつかり合っているだけであって、そこに「コンセンサス」なんてものは存在しないし、「共通の価値観」も存在しない。確かに、そうだったかも知れない。

皮肉なことに、「国際社会」の「コンセンサス」とか「共通の価値観」を創出したのは、世界の破壊を意図した、アルカイダであったりイスラム国だったかも知れない。恐怖による支配があってはならない。それが「共通の価値観」になって、おそらく、9.11以後に「国際社会」が「社会」として成立したのかも知れない。やがて、「恐怖」は翻って、少しずつ「武力行使」へと認識が拡大して来た。明らかに、議論の中のパラダイムシフトを感じる。そのパラダイムを変えていないのは、おそらく、中国とロシアだけだろう。

厄介なことに、今回「恐怖」もしくは「武力行使」による国境線の変更を容認する国に、アメリカが仲間入りした、ということになる。そうなった時、この「武力行使」や「恐怖支配」による国境線変更があってはならない、という「コンセンサス」を、中国とロシアを除く世界の大多数の国は、アメリカと共有できなくなってしまった。

そして、アメリカ、ロシア、中国、というたったの3カ国で世界の面積の四分の一を占める大国が、いずれも、「武力行使」による国境線変更を容認している、もしくは、表向き容認していないものの、結果として軍隊を送り出して国境線の変更を主張している。ニワトリが先か卵が先か。そういう「武力行使」によって国境線を変更して来た国々だから、たったの三カ国で世界の面積の四分の一を占めるに至ったのかも知れない。国家の成り立ちを考えたら、当然の「その国の品性」なのかも知れない。野蛮。

幸いなことに、安全保障理事会でアメリカが孤立というニュースだった。

この「国際社会」も、主導するのは「国連」という舞台での「国家代表」による意志表明なんだろうと思う。
日本の場合には、これか。良かった。さすがに、安倍総理もここまではトランプに追従はしていないようで・・・
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42904120W9A320C1EAF000/
官房長官「イスラエルのゴラン高原併合認めず」

今後は、この「国際社会」自体も変わってくるかも知れない。ウクライナへのソ連軍の侵攻がそうだった。民間人の持つ情報発信能力、SNSの役割、なんかだろうと思う。民家のすぐそばを走るロシア軍の戦車の映像が流れた。日本なんかだと「インスタ映え」程度しか使い道がないかも知れないけれども、紛争地では強力な「武器」になると思う。この、「恐怖」もしくは「武力行使」による国境線の変更が(南沙諸島のように、無人だった場合は別にして、)人が元々住んでいた地域、すなわち、難民が発生する可能性の大きい地域では、現実に何が起きているかを、世界中の「その他の地域」の人たちに発信すること、それ自体が「武器」になると思う。銃火器の輸出ではなく、状況によっては衛星電話を使うための資金援助とか、そうした「情報発信支援」が成功すれば、およそ、生活者としての基盤を奪われることを恐れるような、世界中の「普通の人」を味方につけることが出来て、それは、例えば、イスラエルの一般市民に対しても、相当な「反撃」(=説得力)になるんじゃないだろうか。
安倍総理は銃火器輸出を支援したらいい。安倍やら麻生に頼らない「世界平和」への貢献の方法が、ある。

トランプさんは、「普通の人」ではない、と思う。
普通の人は、ビルやゴルフ場を所有したりしていないと思う。
あの人には、「武力行使による国境線変更」が、普通の生活者にとってどんな打撃か、なんてことは、理解できっこない。

確か、アッバス議長が「国際社会の判断に委ねる(みたいな・・・、ニュースで聞いたんだけども、確認が取れなかった、忘れた、このニュースサイトを探したかった)」とか、発言されたらしい。パレスチナ・チャンネルを作って、どんどんと流したらいい。「自分がやられたら嫌なこと」を、平気でやっている「イスラエル」と、やられている「パレスチナ」の映像を、どんどんと流したらいい。そうしたら、おそらく、「国家代表」だけではなくて、世界中の「普通の人」が味方になって、いずれは「国際社会」を形成して、主導権を「国連」からさらに下に降ろして、「世界中の普通の人」が「国際社会」になってくる。

グーグルは、決してそこに顔を出してはならない。ザッカーバーグさんなんかは、たぶんわかっている気がする。それで(引いていて)も、主役になろうとさえしなければ、世界を一つにする「媒介」たり得た名誉を、堂々と歴史に残せるような気もする。

このページ、私なり、自分なりの精一杯の表現のつもりで、書いている。通じてくれる人が、一人でも多ければ嬉しい。でも、トランプさんには通じなくていい。理解力を期待しない。

本来ならば、武力行使による国境線変更なんて、あってはならない。それをアメリカに理解してもらうことが無理ならば、せめて、「イスラエル+トランプ vs それ以外の世界中の人々」という構図を、なんとか創り出すことはできないものだろうか。

有人宇宙空間飛行、なんかよりも、こうした紛争地帯の「普通の生活者支援」のために、衛星通信を使った「情報発信能力支援」なんてのに、名乗りを上げてくれる世界的な企業は、ないもんだろうか。世界を変えられるかも知れないのに。