トタン屋根

テレビのニュースで、千葉のブルーシートの家々を見ていて思った。

ブルーシートで、仮の応急措置 → 業者を手配して、きちんと瓦を葺いてもらう。
っていう発想なんだろうか。
ところが、瓦が足りない、業者が足りない、らしい。

僕が生まれたのは、昭和三十年代。当時、トタン屋根は珍しくなかった。きちんと瓦を葺いている家の方が、珍しかった気がする。瓦屋根のお宅っていうと、それだけでお金持ちの家に見えた、なんかそんな記憶がある。

トタンを打ち付けて、ブルーシートよりも頑丈な雨除けにする。それで急場を凌ぐ、なんていう発想にはならないのかな?今度の台風、ブルーシートが軒並み飛ばされて、すごいことになりそうな気がした。
藁葺きよりも脆そうな気がする。

ニュースを聞いていると、雨で、家の中にカビが生えてきたらしくて、それならせめてトタン屋根で、なんて思ったんだが。いや、トタンが手に入らないとしたら、ベニヤ板だって、ブルーシートよりはマシだと思えた。2〜3年は持つでしょ?ブルーシートは、強風が吹いたら一発でアウトだと思える。

何よりも、重石を乗せたブルーシートなんて、紐で固定してあっても、釘で打ち付けたトタンとかベニヤに比べたら、はるかに風の影響を受けやすい気がする。「きちんと修理しないと、気がすまない」んだろうか。それならば、
「ブルーシート」→ 順番が回ってくるまでは、「トタン」→ 最後、瓦
なんていう、中間段階を設けたら、多少は家の中の劣化が防げそうな気がした。

僕自身、千葉にいた時、実家が8年近く空き家になった。丘屋根から雨漏りして、仏間の畳の上にキノコが生えてた。その後、根本的な対応が取れなくて、今でもイタチごっこ。

瓦葺きっていうのは、伝統家屋の造りとしてはいいんだろうけれど、今後は、瞬間最大風速80mとかも想定しないと、どうしようもないんじゃなかろうか。

だったら、スレート板とか、波型強化プラスチックとか、工期を最短にして、ついでに言えば、外観にも配慮して「暫定」ではない、新しい「永続的」な屋根のデザイン提案だとか、瓦より風に強い耐久性の強い「代替屋根」の提案、なんていうのが、そろそろ出てきてもおかしくない気がする。

どうしてそんなに、瓦屋根の復元にこだわるのか、わからない。「瓦職人」でなくても施工できる代替技術、なんていうのの提案があってもおかしくないと思うのに、誰もそんなこと、考えないんだろうか。

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