どうか、戦略的思考を!

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191012/k10012125991000.html
漁船衝突事故 北朝鮮が日本に賠償と再発防止を要求

賠償の請求、ってのが、いかにも北朝鮮。
水産庁の取締船が、救助した船員を仲間の船に「引き渡した」のが、失策だったのかも知れない。
そういう、考え方、シミュレーションが必要なのかも知れない。
政府は、あらゆるレベルで、横の連携を密にすべきなんだろうと思う。例えば、水産庁の担当者は、すぐに外務省に連絡をとったんだろうか。連絡を取ったとして、「面倒を避けるために、全員北朝鮮船に引き渡した方がいい」という判断を外務省が下したんだろうか。
あるいは、外務省だけではなく、海上保安庁なんかにも連絡を取ったんだろうか。
既に、ニュースで「違法操業が多い」とは、随分前から報道されていた。どういう状況の時に、どうしたらいいか、関係者間での「方針決定」はあったんだろうか。

何よりも、既に60年も日本で生きていて痛感するのは、「責任者」とか、職責上上位の方々の「決断力のなさ」。
自分に責任が降りかかるのを恐れるから、例えば今回は、救助した北朝鮮の船員を、相手に引き渡した。本来は「違法操業の疑い」か何か、口実をつけて、一旦日本国内に移送するのが正解だったんじゃないだろうか。その上で、北朝鮮が「拉致した」とか騒いだならば、「温情を持って、帰国を許す」などの判断だって、出来たんじゃないかと思う。
「決断力」がない上に、横との連携を嫌うから、逆に北朝鮮側だったら、絶好のカードを手に入れたと喜ぶような場面で、相手に切り札を渡してしまう。もっと上に遡るなら、政治力のなさかも知れない。小泉元首相の息子さんの、縦割り丸呑みの発言には、落胆したけれども、もっと、戦略的に緻密に、対応策を考えるべきだと思う。「再発防止」はともかく、「賠償請求」なんて、半分以上、日本側の対応の下手さが原因だと僕は思う。

いや、こういう喧嘩の売り方をいつもするもんだから、仕事をしていても、だいたい、上からいい目で見られた試しがないから、日本の社会で「老後の安定」を考えるなら、上には何も言わないのが賢明なのかも知れないけど、そういう社会だから、こうした話題が出てくると思う。現場が声を上に上げない。上は下の声を聞かない。しかも、横の連携を取らない。必要な情報を仲間にすら流さない。それが当たり前。
そして、その挙句に、偉そうな人たちが、テレビカメラの前で頭を下げる。様々な不祥事が露呈しだしただけで、昔よりは多少はマシなのかも知れない。

日本が「生産性が低すぎる国」になった五輪イヤー 衰退への一手を打った法律とは?
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2019/10/post-13163_1.php

「守りに特化」した経営は暴走していく

とにかく、徹底して「事なかれ主義」を排除すべきだ。でなけりゃ、落ちるところまで落ちる。

トルコ軍がシリア北東部クルド人支配地域に侵攻 6つの問
https://news.yahoo.co.jp/byline/itomegumi/20191012-00146524/

安倍総理に何を言っても無駄だとは思う。トランプの顔色しか見ていない。

どんな友好国であったとしても、こうした「軍事行動」に対しては、断固として抗議すべきだ。

国内にある「異民族地域」は、例えば中国にとっても、どこの国にとっても、極めてsensitiveな問題だとは思う。ちょっと扱いを誤ったならば、このトルコのようになる。
だからこそ、経済とか、ビジネスの「ご都合」で、非難したり、しなかったりではなく、人道的に「これは誤っている」という場面では、間髪を入れずに「抗議声明」を出せるような、日本の国家としての「判断基準」を持つべきだと、僕は思う。

もっとも大切なことは、目先の利益ではなく、国家としての信頼を得ることだと思う。トランプは、それができる人物ではないし、そんな器でもない。ところが、一気に進行してきたglobal化の反動で、国家エゴとも言えるような偏狭なnationalismが、世界中で吹き荒れていて、そうした国家元首があちこちで騒ぎを起こしている。
安倍が、そこまでcorruptしていないのは、まずは日本人としてよかったとは思うが、bestどころかbetterにも程遠いという気はする。何よりも、globalな視点での日本の立ち位置についてのvisionがない。

政治は、学歴じゃないと思うな。田中角栄がいい例だと思う。その一方で、東大やら早慶なんかにも、少なくとも、今の年齢では、「世界のあるべき姿」を純粋に考えられる人たちも、いるような気がする。(それがなぁ、歳を食ってくると、平気で自己保身に転じたりする。哀しいけれど、そうではない人たちも、今後は出てくると信じたい。)

ぶっちゃけ、高額な退職金を手にしなくたって、生きて、言葉を発し続けるのに、100均があれば十分っていう時代にはなってる。自分が何のために生きているのか、ただ単に漠然と、歳をくって、金持ちになって、リタイヤしたら海外旅行を楽しみたいとか、そういうことではなくて、何か生きて、世界に引っ掻き傷をつけられるくらいに生きた証を残す、そういう生き方を貫く若い人にも、どうか、出てきて欲しい。
そう思う。

トルコ軍の行動を止めよう!多くの人に、声を出して欲しい。興味を持とう。トルコ軍に関しては、ユスフザイさんもいなければ、トゥーベリさんもいない。女の子ではなく、むさくるしいジジイが声を出しているだけだけれども、全世界の若い方々に望む。どうか、「世界のあるべき姿」を、みんなで必死で考え抜いて欲しいと思う。