正義って、何なんだろうか?

アムネスティが、韓国の従軍慰安婦問題に言及した、その論旨に、いささかショックを受けている。
アムネスティの活動は、現在進行形の「人権侵害」に関しては、傑出して評価されるべきものだと理解している。その認識には今でも変わりはないけれども、「過去」の認識については、あまりにも、一方の主張に流されすぎていると自分は考える。

韓国の従軍慰安婦問題。激しく表面化するきっかけになったのは、「強制連行」の話題だったと理解している。1980年代終盤から1990年代からだと思う。それ以前には、そんな話はカケラもなかった。ちなみに、私は1959年生まれで、中学高校の頃から、ある程度どんなニュースや話題が流れていたかは、あやふやながら記憶はしているが、こんな話題を見聞きした記憶は全くない。
戦後、40年以上経ってから、突然「問題」が起きた。

戦後の韓国は軍事政権で、根深い「反日教育」は軍事政権の頃からだったのだろうと自分は理解している。正確な理解かどうか分からないが、多くの場合、国内の不平不満をそらすために、海外に「仮想敵国」を設定して、どこかに敵意を向けて、国内の統一を図ろうとする手法は、独裁的な国家ではしばしば用いられてきたと、理解している。
十年程前の中国も「反日」を指導していた。アメリカですらトランプが、ヒスパニックや有色人種に対する差別意識を、しばしば発信して、支持基盤を固めようとしている。どこの国でも、しばしばやっている。韓国の「反日」は徹底していて、教えている「歴史」の内容と日本側史実との相違が、すごい。その韓国ですら、40年以上前までは一切「強制連行」の話題が出てこなかったことを、どう説明するんだろうか?
もし、「強制連行」の事実があったなら、1980年以前の韓国の「歴史」の教科書に、当然「強制連行」に関する「日本による犯罪行為」の記載があって、あるいは、日韓請求権協定を締結するその際にも、この話題が出たであろうはずなのに、一切出てこなかった。その事実をそう説明する?なぜだろうか?考えられる理由は2つ。一つは、そんな事実がなかった、ということ。もう一つは、韓国にとって「女の人権」など気にする必要もないほどの話題であって、「問題」ですらなかった。そのいずれかだろうと、自分は考える。是非、韓国の「歴史教育の歴史」をどなたか調べてみて欲しい。(あたしゃ、こんなもん、書きたいことを書くだけで、基本どーでもいいと思ってる人間だから、確認する気もないし、何もしませんけど。)

1980年代、僕は大学生になって、人と接する機会が格段に増えた。そんな中で、朝鮮半島出身の方と知り合う機会もあった。朝鮮総連(北朝鮮系)なのか、大韓民団(韓国系)の、どちらの方か、なんてことは、全く意識していなかったので、覚えていない。そうした知人もいた。おそらくだけども、家宅捜査(?、きっと非合法の不法侵入)で僕の手帳にそうした名前があって、早稲田出身で、平気で警察に文句をつけるような人間だったから、僕にとってのあの「歴史」が始まったんだろうな、とも思う。神戸での警察官への襲撃なんて、あんなもん、偶然でしかない。(そういった類の「偶然」が、あまりにも多いのが、僕の悩みの種。)
危うく、話題が逸れそうになった。あの頃から、「パソコン通信」というカルチャーが始まった。まだインターネットもない頃の、ネット社会のあちこちに「掲示板」が立った。様々な話題のスレッドを訪れると、かなりの頻度で「北朝鮮は優れた国だ」という書き込みをしている集団があった。僕は、そういうのは嫌い。北朝鮮だけじゃなく、宗教でもなんでも、盛んに喧伝しなければ存続できない人たちがそういうことをやってると、僕は思ってる。色々と、ツッコミポイント満載の内容を真顔で伝えてくるから面倒くさい。その同類項で、北朝鮮の話題もスルーしていたけれども、今にして思えば、「日本軍による従軍慰安婦の強制連行」の話題が持ち上がったのは、正しくその当時だったと思う。

僕のブログは、書きっぱなし。根拠も提示しないけれども、試しに1970年以前に「従軍慰安婦の強制連行」という話題が、新聞なり、韓国の歴史教科書なりに、記載されていたかどうか、調べてみて欲しい。一切、言及がなかったのならば、なぜ、あれほど激しく「反日教育」を行っていた、当時の韓国の軍事政権が、その話題を取りあげなかったのか、日本政府を叩き、金を引き出すの、これほどうってつけの話題はなかろうに、なぜ、「それ以前」の韓国政府が話題にしなかったのかを、考えてみて欲しい。
僕の出した結論は、「強制連行の事実はなかった」。読んだ記憶のある記事では、韓国を支援しようと、ある人が強制連行の裏を取ろうと本に書かれた場所を訪れて聞き込みをしたら、「そんな話は聞いたことがない」という現地の証言があった、という内容が書かれていた。日韓の分断を画策したどなたかが、おそらくはカトリック教会系の人脈(ニューギニアでも、日本兵による残虐行為の証拠集めで動いていたカトリック系の人たちがいた)を通じて日本側に(広めて欲しい)「情報」を流して、それを「人道に反する」と信じ切った素直な日本人が、「本」を書いたんだろうか。(「本」だったか、「記事」だったかは、はっきりとは記憶していない。)それを朝日新聞が拾い上げて、韓国に逆流した。おそらく、悪意はなかったのだろうと思う。だけれども、完全に利用された、とも思う。おかげで、今現在、日韓関係が大変な騒ぎになってる。

従軍慰安婦の方々。気の毒な方々も少なくないと思う。新聞の公募などの記録は残っている。自分で、自発的にその、大金を稼げる「ビジネス」に身を投じた方も、少なくないと思う。言わせて貰えば、今現在、アメリカだって、欧州だって、あらゆる国でこのビジネスが成立している。アムネスティは、そこを問題にしないのか?根底に貧困があるから、全否定したら、餓死するしかない人たちも多数いるのだろうと思う。テロリスト集団が自然発生するのも、同根だと思う。それなのに、なぜあえて、日本と韓国の話題に首を突っ込んだのか?世間の関心を惹きたかったのか?現在進行形の問題の解決ですら難しい、それ以上に、過去の、主張する側は証拠も提示できない話題に首をつっこんで、いかにも自分たちは「人権問題に関心を持っています」と主張したかったのか?僕はそう解釈した。知らなかったのなら、言わせてもらうが、従軍慰安婦が「売春婦」だという記録なんて、もう、数え切れないほど残っている。韓国語で記された内容だった山ほどある。韓国の方々は、都合の悪い情報は無視するだけ。いや、アムテスティが面子を失おうがどうしようが、そんなことはどうでもいいけれども、売春婦の存在一切を非合法化できるほど、世界は恵まれているのか、是非、アムネスティさんも考えて欲しいと思う。皮肉抜きで書くならば、政治もNPOも全員をサポートできないならば、むしろ、売春も「生活の手段」として容認してしまったらどうなのか?それほどの経済的な不均衡が世界には存在していると、まずそこから見つめ直して欲しい気がする。

当時「売春」は非合法ではなかった。貧しい家庭の幼い女子が、「金」のために売られるなど、日常茶飯だった。それは、日本でもそうだったし、日本だけじゃないと、僕は思う。従軍慰安婦として今訴訟をしている方々、あえて冷たい言い方をするならば、年齢的に「自分の意思」でビジネスとして応募した方の場合には、結構な嘘もあるのかも知れない。その一方でまだ幼い頃に「売られた」方の場合、「売った」のは、親かもしくは、親族、親を欺いた近所の人など、本人周辺の誰かが、目先の金にするために、あなたを「金」で売ったんだと思う。そうした「誘拐」に十名前後の日本人が関与したのは、記録には残っているようだ。ただ、その「誘拐」の検挙者数でいうならば、隣人の子供などを「慰安婦」として売り飛ばした朝鮮半島人の数は、日本人より一桁以上多かった記録が残っている。頼むから、当時の「記録」を精査して欲しい。

日本政府の関与があったか。おそらく、まだ「合法」だったそうしたビジネス集団に、軍隊への同行を認めたり、指示したなどの経緯はあるんだろうけれども、強制連行などする必要など、全くなかった。大正から昭和にかけての世界恐慌などの結果、身売りする貧困層からの「供給」は十分に足りていた、それほど日本でも貧困層が厚かったと、自分は理解している。当時の文学や、資料を調べれば、たぶん裏は取れると思う。

だから、主役が日本軍ではない理由は、はっきりしている。当時の日本には、「花魁」だの「吉原」だのの検索ワードでググれば山ほど出てくる「合法化された売春ビジネス」が存在していたから、強制連行なんてしなくたって、公募すれば金のために応募する女はいくらでも確保できた。だから実際、従軍慰安婦として一番多かったのは日本人だった。そうした記録が残っている、と(克明に調べたサイトがあって、それを見た上で、自分は信じたから、)断言する。日本人同士で、持ちつ、もたれつが成立していた。朝鮮半島人でも、同様の経緯だった人が大半だろうと自分は推測する。その一方で、そうした「金になる仕事」に食いついて来て、さらに言えば、簡単に拉致できる女の子を売り飛ばして金にしようとする悪い大人がいて、それが実際に起きたのは、日本人よりも韓国人の方が多かった、ということじゃないかと思う。自分の意思で慰安婦になったのではない、無理やりそうさせられた、としたなら、その経緯に「日本軍」が関わっていたのか、本気で調べて欲しい。調べたって、たぶん、出てこない。「誘拐」を取り締まった記録は残っているが。

そして、ここから先が一番の論点だけれども、「強制」かどうかの経緯はともかく、彼女らは「売春婦」であり、つまりどういうことかと言えば、相当な「料金」を受け取り、上からのピンはねを差し引いても、相当額の所得を得ていた、という、その部分に、かなりの証拠を提示できる日本側と、そうした根拠を一切無視する、欧米を含めた海外との「見解の相違」の溝は、簡単には埋まらないと思う。結局、私もきっと「ネトウヨ」にカウントされるんだろうが、多くの日本人が無駄と思いつつも、コツコツと歴史資料を調べてネットに上げている、けれども、全く効果がない。最初から決めつけられているんだから。

流れとして、もう一つ挙げられていたのは、元慰安婦の方たちの「孤独」があったのだろうとも思う。当時の人たちは、慰安所が売春施設だと知っていた。そうした施設で働いていたことが分かれば、どれほどお金があっても、特に儒教思想の根強い韓国社会ではそうした人々を受け入れようとしない。結果的に、過去を偽って生活するか、生まれ故郷を離れて生活するか、いずれにせよ孤独な生き方を強いられたに違いない。
ところが、「強制連行」の話題が降って湧いた。この話に乗っかれば、「売春婦」ではなく「被害者」として、韓国社会から受け入れてもらえる。そう考えて「被害者」として名乗り出た方が大勢いた、のだろうと、推測して書いていた週刊誌の記事があった。自分も同感で、孤独な老後が一転する絶好の機会に乗ったのだろうと、私は考える。

その流れで書かせてもらうなら、「売春婦の日」を「国民の記念日」にした韓国は、一体どういう人権感覚を持っている国なんだろうか、というのが、可笑しくてならない。なぜ、自分に都合の悪い「史実」を調べようとしない?「王様は裸だ」の現代版だと思う。

慰安婦の方々が気の毒だとも思うのは、今現在だって、東南アジアに「体を張って」出稼ぎに行っている韓国女性は少なくないらしいけれども、韓国の倫理的な解釈では、「売春をするような女は、社会では受け入れられない」という建前があって、太平洋戦争が終わっても、長い間彼女たちはありのままの「自分自身」をさらけ出すことができなかった。今はどうなんだか知らないが。
今現在は、当時の世相を知る人などほとんどいない。僕だって直接は知らない。70年以上が経って、人口の大半が入れ替わっていいる。その結果として、慰安所が売春施設だなどという「常識」は、もはや消え去ってしまい、どこかの国が情報戦略ででっち上げた「強制連行」の話題が膨らんで、欧米の教科書にも載る騒ぎになった。
一体、どこの国が「売春施設」の存在を教科書で教えるだろうか。戦後生まれの世代は、誰もそんな事実を知らずに育った。その「白紙の状態」のところに虚偽の情報が流れたから、一気にそうしたストーリーが「事実」の如く広まってしまったのだろうと思う。

繰り返す。今現在の「若い人たち」は当時はまだ生まれていなかった。その「昔」は、「従軍慰安婦」が「売春婦」だという認識は、一般常識だった。だから、彼女たちは、自分の生き様を表に出すことすらできなかった。ところが、時代が変わって、自分たちは「被害者だ」と主張しさえしたら、社会から受け入れられ、さらには「ヒロイン」にすら担ぎ上げられることを感じた。その変遷が、哀れでもあるし、世の中の大騒ぎが滑稽でもあるし、一人の人間としては、慰安婦の方々に「大変でしたね」と声をかけたいとは、確かに思うが、記録の残っている「事実」は曲げて欲しくない。アムネスティなどにも、きちんと史実を調べてから便乗して欲しいと、自分は思う。

しつこいようだが、当時の「一般常識」がなぜ現代は残っていないのか。あのさぁ、男が性的な欲求を満たすためだけに存在している「裏のビジネス」を、学校で教えたり、表立って語り継いでいる国が、世界中のどこにあると思います?韓国は「被害者」を看板に掲げて騒いでいるから、「語り継ごう」としているけれども、その語り継ぐ実態が「売春婦」だという証拠は、山ほどあるのに、なぜ目を背ける?「売春婦の日」を「国民の記念日」として制定した、全世界で唯一の国として、ギネスブックに登録したいのか?とにかく、しつこいようだが、僕が絶句したのは、アムネスティがそれに乗っかった、ということだった。

さて、何が正義なんだ?