おつとめ品

ヤオコーさんの「おつとめ品」には、いつもお世話になってます。
僕は料理の初心者。何となく「お腹がすいた」に加えて、「気分転換」があって、よく事務所で料理している。
そしたら、何となく面白くなっちゃって、(それに、うまい具合にいくと美味しいし、)レシピサイトによくアクセスするようになった。

そうしたら、「既製品」ではなくて、材料から作ると1/3とか1/4とかの値段で作れることがわかってきて(加工食品会社の皆様、ごめんなさい、喧嘩を売ってる訳じゃありません。美味しいんだけど、金がないから・・・)あ、そうなんだ、収入が少なくても、これなら年金生活でも何とかなるな、なんていう気分になる位、あれも安く作れる、これも安く作れる、みたいな感じでして。
そうなってくると、食材のバリエーションに妙にハマってしまって、ヤオコーさんの「おつとめ品」ワゴンに乗ってる「売れ残り品」に妙に興味がいっちゃって、「80円、買った!」みたいな感じで、ついつい、食べたことはあったけれど、料理の仕方のわからない食材を買うようになった。
そうしたら、なんだか、世界がいきなり広がった感じで、あ、こんなものも作れる、こんなに美味しい、それも、10分とか15分とか、ほとんど時間をかけずに、結構楽しめるようになってきた。なんだか、本当に世界が広がった気がしました。

ただ、ね。気になったのは、その「おつとめ品」の経緯。担当者の方は、売れると思って仕入れたんだろうなぁ。それが売れなかった。廃棄したらゴミになる。でも、僕みたいに試しに買う人間もいる。
ふと、身につまされた。2年位前だったか、それなりに「商談」があって、これなら売れるかと、ほとんど本チャん納入可能くらいの勢いで「サンプルプログラム」を書き続けたのに、8ヶ月間の間に、5本くらいはサンプルアプリを書き下ろしたのに、一本も「ビジネス」につながらなかった。商売の難しさ。「営業力」って、すごく大切なんだな、と身にしみた。
本当にごめんなさい、本音を言わせて貰えば、僕は技術屋で、「無」から「有」を生み出す仕事をしているつもり。何もないところから、「価値」のあるものを作りだす、それが技術屋の真骨頂であり、プライドだと思っていた。「営業屋」なんてさ、手八丁口八丁で、右から左にものを動かすだけで金をピンハネしてる奴らだ、みたいな認識を、結構長い間持っていた。独立してから、多少その認識が変わりつつあったけれども、やっぱり、「技術屋の誇り」(つい、「埃」になりかけたけど、僕の場合がそっちかなぁ)にしがみついて、意味のない「優越感」みたいなのがあった。それが、あの8ヶ月で、砕け散りました。売れなきゃ、それは「仕事」じゃない。

とにかく、誰かに試してもらわないと、「仕事」にならない。
あの、8ヶ月間の悪夢が、後になって、流動資産が枯渇しかけてから、じわじわと、のしかかっている。サンプルプログラムを、書いても書いても、エンドユーザさんに見てもらう機会さえない。「商談の打診」があるから、言われるままのスペックのプログラムを書き続けた。それなのに、披露する機会、クライアントさんに見てもらう機会すらない、お蔵入り。(しかもね、Python/Djangoに乗り換える前の、Ruby on Railsのアプリだから、使い回しもできない。)

その反動で、もう、片っ端から食らいついて、全部「やります」と、そんな感じになった。今度は、クライアントさんとお話する機会を持たせていただいた。「それならできる」というスタンスで聴いていたら、なんだか、スペックが膨れ上がって、すごいことになってしまった。(松尾くんを巻き込んじゃって、申し訳ない。)納期がキツいのは、僕自身の責任。「それは、納期的に、金額的に無理です」という一言がどうしても言えない。作ることができると思うから「できます」とは言うんだけれども、やっぱり、「ビジネス」を知らないんだろうなぁ。(その指摘は、20年も前に、親しい同僚に言われたよ。)なんで、こんなに「学習」できない!?

なんだか、あれ、「山田うどん」で(埼玉県民以外の皆様、ごめんなさい)税込み280円に釣られてお店に入って、素うどんを食べるつもりが、メニューを見ている間に、あれもこれもで、結果的に、あれこれ頼んで食って、精算したら700円になってた、みたいな感じで、僕の場合はその逆。「280円」で興味を持っていただいて、その後、あれも、これもに、価格の上乗せができないまま、全部乗せを「素うどん」の料金で提供せざるを得ない感じかな、なんて思ってしまった。(いや、2倍くらいなら、全然構わないけど。)何だかなぁ、営業交渉が下手なんだわ。わかってるのに、やっちゃう。ボヤクのはおかしい。僕が悪い。そうなんだけど、やっぱり、シンドイ。(松尾くん、ごめん。)しかも、ついうっかりバグを出して、卵の殻が「うどん」に乗ってたら、相手によっては「全額返金」になっちゃうのかも。全額返金ではないとしたら、ありがたいけれども、基本は「素うどん」のつもりだった、ってのは、気持ちとしてはわかって欲しい気がする。

買う側からしたら、あの「おつとめ品」シールは、ありがたいし、その「おつとめ品」シールを貼って回る方々は、きっとパートさんとか何だろうなぁ。何の躊躇いもなく、仕事としてシールを貼って、少しでも「食品廃棄」を減らすのに貢献しているんだろうと思う。だけど、その商品を仕入れた方が、そのシールを貼る現場を見たなら、どれほど辛いか。なんてことを、つい考えてしまった。読み違い。方針設定の誤り。色々あるから、仕入れ担当者の方とか、さらには、店長さんとか、結構悔しかったり、辛かったりするんかなぁ、なんてことを、ついつい考えてしまった。(いや、サラリーマンに徹している方々なら、何も思わないのかも。つい、自営業の感覚を、被せてしまった。)

何だかなぁ、何かって言うと、ついつい考えてしまう。考えることをやめたらいいのにと、何度となく思う。でも、きっと、考えることをやめたら、プログラマの商売は成り立たないし、でもつい、何かあるたびに考え込んでしまう。この辺は、「変わりたい、何も考えたくない」願望は、諦めた。ヤオコーさんで、「おつとめ品」に食指を伸ばしただけなのに、何で、こんなにドンヨリしちゃったんだろう。何だかなぁ、もっと、純粋に、「ビジネス」に直結することだけに「考える」行為を集中できたらいいのに、なんてことは、そうだよなぁ、もう、何千回考えたかわからない。

ごめんなさい、本気でボヤきました。つい、ドンヨリしてしまった。
心から頼れるパートナーが欲しい、なんて言いかけたけれども、それは違うかも。自力でなんとかしないと、出口は見つからない。自分をどう変えるか、なんだろうなぁ。考えるべきこと(プログラミング)を考えるように、自分を仕向けられない、なんてこともある。馬鹿だよなぁ。瞬間湯沸かし器だから、訳のわからん話題に、すぐに口を突っ込む。もうちょっと若かったら、昔の僕の「営業マン蔑視」の態度を改めて、新人のつもりの武者修行で、どこかの会社の「営業マン」として経験を積む、なんてこともできたかも知れないけれど、この歳になっちゃうと、逆にもう、その余裕はない。です。

全然、学習できてない。答えは出てないけど、とにかく、一度でも自分が口にしたことは、コツコツと頑張る。それしかない。メンタル的には、もう、相当にテンパってるけど。

お読みいただいた皆様方、本当に、ごめんなさい。訳のわからないこと、買いちゃって・・・(たかが、「おつとめ品」を手にしただけで、これですから・・・人間が腐ってますので、気にしないでください。)