巻き戻し

ラジオのスイッチはもう切った。

ただ、朝一番で、事務所でエアコンのスイッチを入れ、コーヒーを淹れ、Nack 5のアロハ太郎さんから、スマイルサミットへと、聞いていて、引っかかってしまった。

「今のシーン、ちょっと巻き戻して」と言ったら、若い人に「巻き戻しって何ですか?」と言われたらしい。
巻き戻すのはテープの時代。DVDになってからは、「巻か」ない。今は「早戻し」というらしい。
「巻き戻し」は、もはや死語だ!?ってか?
嫌だねぇ。どんどん、自分がジジイになっていくこの現実に重ねると・・・

と言いつつ、LINUXのコマンドの、tar は Tape Archiveで、磁気テープに保存した時代の名残り。
このコマンドは、まだ生きている。テープですからね!「磁気テープ」よく覚えておくんだぞ、って何を力んでいるんだか。

思えば、それから8インチのフロッピーディスクになり、3.5インチのフロッピーの頃に、MO(Magneto Optic)ディスク;光磁気ディスクが出て、そこから、CD, DVD,BDになり、今はハードディスクが主流だろうか。

不確かな記憶だけれども、確か3.5インチFDの「公式」の媒体の寿命は、1年だった。実際、パプアニューギニアではFDがカビなどで劣化して、データが読み出せないトラブルも経験した。CDやDVDも、確か、レーザ光を使うから媒体が劣化し、公式には15年とか、そんな数字だったと思う。「永遠」に記憶できる訳じゃない。最も「公式」な媒体寿命が長いMOですら、確か30年とか、そんな数字だった気がする。30年も持てば十分かも知れないが。いや、一番「長期間のデータ保存」に耐えられるのは、確か磁気テープだった、ように記憶している。記憶がややあやふやなので、そういう数字だと思って読んでください。しかも、この記事を読んだのは20年以上前の話で、今の技術は進化しているかも知れない。参考までに、そんな話を読んだ記憶がある、程度。

それでは、ハードディスクは?今、うちの会社のデータは、gitの(厳密には、bitbucketの)サーバに上げている。サーバはバックアップを定期的に取ってもらっているとして、「半永久的」という前提なんだろうか。確かに、媒体から媒体へのコピーを繰り返せば、「永遠」の保存も可能かも知れないが・・・

今の時代、爆発的にディジタル情報が増殖している。これらの情報は、半永久的に保存されるんだろうか?例えば、リベンジポルノなんかで一旦ネットに流出したら、そのデータは半永久的に残る、なんて言われている。

いえね、思うに、もし現代文明の我々の「社会」で、人間の行動が神の目に余るようになったなら、かつて何度も起きたように、リセットがかかる。例えば、強力な太陽風や磁気嵐が起き、そこに「極転移」のような「地磁気の急激な低下」が重なったなら、もしかしたら、磁気テープやハードディスクなどに蓄積された「人類の知識の蓄積」も、全てリセットされてしまい、一人ひとりの「記憶」にある内容以外は使えなくなったり、そういうことが起きても不思議じゃないなぁ、なんて、ふと思った。いや、そんな状況になったら、人類そのものがリセットされるかも知れないから、「記憶」以前に物質世界の中での「人間」が、一旦いなくなる。あんまり、そうなって欲しくない。もっとひどければ、「霊体」としての我々自身も、根こそぎ消されてもおかしくない。根こそぎ「無」になる。(この「無」っていうのが、また面倒な話で・・・やめとく。)

ただね。そもそも、「永遠に記憶するべき情報」なんて、あるんだろうか。

ラジオで流れた「巻き戻し」の話題に反応してしまって、つい、ここまで考えてしまった。

朝の暴走終わり。今は無音。今から僕はプログラマ。
よかった、なんとか昼前に「プログラミングモード」のスイッチが入った。