その先にあるもの

大坂なおみが日本は差別的ではないと強調「誤解されるのは嫌」
https://news.livedoor.com/article/detail/18428278/

いいことを言ってくれる。僕も日本は好きだし、もちろん、日本が誤解されるのは嫌だ。
だけれども、本人が自覚せずに「差別」をしている事例は書き切れないほど知っている。それをやめて欲しいから、話題を持ち出しているだけ。

子供の頃は、僕自身も無頓着に、外観だけであれこれと「はやしたてる」側に回った記憶がある。今現在の価値基準で言えば、それも間違いなく「差別」や「いじめ」だったのだろうと思う。「あの子はね、こうなんだよ」と親(ではなくて、おばあちゃんだったかも知れない)に話した時に、「そう言うことは言っちゃダメ。言われたら、嫌でしょ」と諭された。それがあったから、それ以後は「はやしたてる」ことをやめた。それでも当時の僕は、「傍観者」だったかも知れない。記憶を辿り切れていない。でも、いい両親であり、いい祖父母だったと思う。そのおかげで今の僕がある。

それでも、そう言う状況で、一切気にしない親、あるいは、傷ついた子供の親が文句を言えば、「うちの子は、一切悪くありません」と突き放して、それが「子供への愛情」だと信じて疑わない方々も少なくないのが日本だし、そうした親に育てられた子供が成人すると、またそれを拡大再生産する。そんな気がする。

ぶっちゃけ、思うに、そうなっちゃった方々に何を言っても、心の中に言葉が入っていかない。言葉を重ねることが無駄。
せめて、今、僕のこのページを読んでる若い人たち、あらゆるニュースが気がかりな方々に、せめて、自分が親になった時に、こうした話題を思い出して欲しいと願う。拡大再生産ではなく、縮小に転じさて欲しい。縮小し続ければ、いつかはきっとゼロになる。かなりの時間はかかるだろうけれど。

専任教員だった頃、もっとこうした授業をできたか、と言えば、こうした話題を持ち出せるコマ(当時は「フレッシュセミナー」とか言ってたな)っていうのは学生にとっては息抜きだし、寝てたり、こっちの話を本気で聞かない子も少なくなかったから、どこまで意味があったのか。加えて言えば、それ以外のコマは、僕だって国家試験に出てくる内容を伝えるのに必死だったから、そんな道徳教育の余裕なんか一切ない。限界があったな、なんてことは思う。
青年海外協力隊の訓練所で経験した「バファバファ」は、「フレッシュセミナー」で何とか内容を伝えたかったんだけど、僕自身が慣れてないというか、構成を煮詰め切れなくて、完全に外した感があった。「違い」を「差別」から切り離すことが、どれほど難しいか。

そして、気になるのは中国。

中国共産党は、今行っている政策の「その先」に何を見ているんだろうか。新興ウイグル自治区の方々は、イスラム教を信じているから、信仰を捨てるまで「共産主義教育」なるものを行うんだろうか。その「共産主義」とは、「私有財産」を禁じ、公平な再分配を保証するはずなのに、とてつもない金持ちがいて、海外で大金をばら撒き、日本も含めて「中国人観光客」が大歓迎されている一方で、病気になっても医者にもかかれない人がいる現状を、中国共産党はどう考えているんだろうか。「共産主義」なんて、もはや形骸化していないか?それならば、敬虔なイスラム教徒の構築する社会の方が、遥かに優れている気がする。
中国共産党の支配下に置かれて、特に、辺境地域ほど、ということだけれども、「幸せ」になった方々はどれほどいるんだろうか。むしろ、自分たちの価値観を否定されて、不幸になった、あるいは、それほど意識していなくても、不自由さを感じる人の数の方が多いんじゃないだろうか。というよりも、断定したい。多い。
要するに、不幸をばら撒いているのが、中国共産党だと、現状から私は感じる。中央に近い「漢民族」は、まだいい。

その中国が、一帯一路を掲げて、単なる「国境線の変更」だけに止まらない、覇権主義を露骨に展開している。
結論から言わせてもらうなら、新たに中国の支配下に入って幸福になる人など、いない。一部の人たちは「豊か」にはなるだろうけれども、そうして、中国の干渉で「豊か」になる方々が、逆にいずれは、中国の代理人としてその国や地域の国民を不幸にする。
潤ったり、達成感を味わったりするのは、中国共産党や漢民族だけ、ということではないだろうか。

この、中国という国、中国人、漢民族、中国共産党の、4者を明確に使い分けて書き分けることができるだけの知識が、僕には足りていない。おそらくだけれども、「中国という国」=「中国共産党」という認識で8割方当たっているだろうと思うけれども、「中国という国」の国民が「中国人」だとすると、8割という認識は、たぶん、正しくない。少なくない中国人の知り合いには悪いんだけれども、一括りに「中国」として書かせていただく。

国境を広げた後、どうしたいんだろうか。同じことはロシアにも言える。何が嬉しくて、そんなことをしているの?不幸な人間を増やすのが、そんなに楽しいのか。資源が欲しいのか?税収が欲しい?目的はなんなの?国境を広げた、その先に、どんな社会を見ているの?私には、疑問でしかない。
無論、ロシアや、中国に併合された地域の方々の中にも、ロシア系、中国系の住民は少なくないんだろうが、果たして「多数派」だろうか。

今日のニュースで、こんなのが流れていた。

国連 “仕送り送金手数料下げて” 出稼ぎ労働者と家族支援を
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200617/k10012473281000.html

今、家族のために国境を超えて移動し、少しでも「生活」を確保したいと考えている人たちが、世界中に拡散している。
インターネットの現実は、「仮想」なのか、「リアル」なのか、境界が希薄になっている、とは言え、あらゆる地域の「現実」が全世界に瞬時に拡散していること、だけは、紛れもない事実だろうと思う。
中国は、「都合の悪い現実」を、頑なに外の世界に漏れ出させないように画策しているけれども、北朝鮮と同じで、どんな都合の悪い「真実」も、想定もしなかった形で外に漏れている。

北朝鮮では、新型コロナウイルスへの感染が疑われた人が出た家では、軍部によって家族全員を家に押し込まれて、火をつけて焼き殺されたような事例もあったらしい。不確定情報である。そうした情報を外に流すだけで、相当なリスクを抱えている人もいるんだろうと思うから、確定情報としての引用を含めた書き方は難しい。ただ、かつてのポルポト政権下でのカンボジアのような、後になってからわかった「目を覆いたくなる現実」が、かなりリアルタイムに近い状態で外に漏れてくる。

改めて言いたい。中国は「自国の勢力」を広げることで、何を得ようとしているんだろうか。この世界的な情報拡散の時代の中で、どんなメリットがあると思い込んでいるんだろうか。中国共産党の支配下に取り込まれた方々からの、悲痛な叫びは外に漏れてきている。

安倍一味が、法務大臣に指名した方が、どうやら激しく賄賂をばらまいていたらしい。中国共産党に比べたら、「巨悪」っていう感じじゃなくて、「小悪人」くらいの感じに見えてしまう。
無論、私が声を大にして言いたいことは一つで、「方針転換しろ」だけれども、まず、習近平が変わるなんてことは無理だろうな。金正恩に「人間性を取り戻せ」と主張するのに似ている。トランプに「何がアメリカの国益なのかを考えろ」と詰め寄るのに似ている。プーチンに、(面倒臭いから、書くのをやめる。)

一体、その先に、どんな未来が待っていると思っているんだろうか。過去にどれほど多くの「類似の事例」があったか、ご存じないんだろうか。

いやね、どうせ、何を書いたって、どう文句を言ったって、聞く耳持たない相手には、無駄だ、ってのは、これだけ長く生きていりゃ、いやでもわかってる。けど、書きたかっただけ。
中国共産党は、中国共産党、漢民族以外のあらゆる人種、国民、文化の尊厳を踏みにじっても、ひたすら、支配地域を広げたいだけの存在だと、書きたかっただけ。

ヒトにとって、何より大切なのは「意識」の自由だと思う。肉体が滅びても意識は永続的に存在して、再び次に肉体を持つ機会を得る。「自殺」することで「これで全てが終わりだ」と安易に考える人たちがいるけれども、実際には、肉体を抜けた後も、(既に、脳が使えないから、意識だけの状態で)「あ、失敗した、死ななきゃ」とばかりに、同じ行動を延々と繰り返す。人によっては、数十年という単位で同じことを繰り替えてしているみたいだし。さらに言えば、「意識体」として存在していること自体が苦しい。もう「存在しなくてもいい」と、仮に願ったとしても、自発的に消滅することは一切できない。意識体として生き続けることを、神によって義務付けられていると考えるべきなんだと、私は理解している。場合によっては、苦しいですよ。死ねないことほど苦しいことはない、という場面も、あるかも知れない。でも、少なくとも、意識体としては死ねない。

アメリカの白人至上主義者が起こしている犯罪などは、肉体だけをターゲットにしているから、まだ軽いかも知れない。本人が自発的に考えを変えたならともかく、外圧によって、誰かの意識や価値観を全否定して、壊しにかかって、そこから何かを植えつけて洗脳しようと、そうした罪は殺人罪よりも重いかも知れないと、私は理解している。