時間はかかるよなぁ

何で、こんな設計、と、よくよく考えてみれば、紙ベースの業務管理で、どこに確定情報が集約されるかと言えば、最終段階の「売上伝票」になる、ということなんだろう。
その結果として、「発注と同時に、売上伝票を起こす」なんていう荒技が登場したに違いない。
だとしたら、webベースの情報システムを提案する時点で、同時に、業務フロウの見直しとか、使い方について、もっと突っ込んだ話をすべきだったに違いない。それなのに、相手が主張する「システム」の形を、そっくりそのまま、使い方の流れを(形になるまで、こちらの側は業務フロウをきちんと理解していなかった気がする、)相手が言うがままに実現することしか考えなかった。それが最大の敗因。教訓にしては、痛すぎる。
作っても作っても、8ヶ月間、一切営業に結びつかなかった一昨年。今度は、作っては壊しの繰り返し。小分け、小分けで入ってはいるものの、合計して集約したら足掛け20ヶ月分くらいは、入金がない感じで・・・(グチグチ、以下、省略)

僕自身が、この仕事のやり方に慣れるまで、やっぱり時間がかかっている。

一方で、世間もwebシステムとか、情報システムが使えると、何がどう変わるか、何をどう変えられるかについて、感覚的に馴染んでいない、そんな気もする。

今日、朝のラジオで、亀梨くんの番組、30代くらいのリスナーさんがお悩み相談をしていたけれど、30代の中堅の方たち、っていうと、僕が大学で教員として最初に教えた人たちが、今それくらいの年齢か。彼ら、彼女らにとって、コンピュータを使うと言えば、WordにExcelだった。その30代の中堅さんから見ても、今の「新人」さんたちは「スマホ」世代で、何でも「スマホ」だから、「道具の使い方」の感覚が全く違うんだろうと思う。
ましてや、WordやExcelすら、使えていない方々にとっては、情報システムの「使いこなし方」なんて、全く感覚的に想像できないかも知れない。webになったら、wordやexcelとも、情報の流れが全然違う。

この間、どこかのニュースサイトで「迷言」が紹介されていた。「今は、サーバーなんかにお金をかける時代じゃないでしょ?時代はクラウドでしょ?」え?え?え?サーバーでないクラウドって、一体なぁに?と思ってしまったのだが、どうやら、政治家さんの発言らしい。これだもの、システム開発も迷走する訳だ。

時間がかかるって言えば、やはり子供の頃の話。生まれて初めて「白人さん」を見た時、初めて「黒人さん」を見た時、はっきり言って、固まった。全く違う生き物に見えて、人という感覚が持てなかった。小学生の頃かなぁ。
ある意味で、アメリカなんかは、あるいは、今はもう日本でも、特に東京なんかでは、あらゆる人種の方と街ですれ違い、普通に「見慣れている」時代になった。それでも、僕らの世代の「ファーストコンタクト」は、やはり「異人さん」という感覚だった気がする。

日本では、比較的早い段階から「同じひと」でしょ、という主張も多く聞かれた。保守的な人たちの中は、日本国籍のある日本人以外は、法的保護の対象にするな、という主張が、いまだに根強いみたいだけれども。法的保護の対象にしない、ということは、時として、人間らしい扱いをしない、という場面も出てくる気がする。

いずれにしても、時間の問題で、「民主主義」とは何か、定義がだんだんとシフトしてくるような気がする。
けれども、やっぱり、すぐには無理でしょうねぇ。

アメリカなんかでも、これまでずっと「白人至上主義」で来た方々が、すぐに、「人類、みな平等」なんて感覚になれる訳がない、そんな気もするけれども、大切なことは、感覚的にすぐには無理でも、少なくとも「頭」では、「みんな平等でしょ」と理解することなのかも知れない。
でも、何となく、今度はかなり「変化」が起きるような気がしなくもない。

スティービー・ワンダーさんの長文のツイートを、ニュース配信で読んだ。実を言えば、僕は中学、高校の頃からラジオばかりの人だったから、スティービーさんが黒人なのか、白人なのか、知ったのは割と最近だった。CDをレンタルした際に、ジャケットで初めて姿を知った。っていうよりも、ほとんどのアメリカン・ミュージックのアーティストが、どちらなのか、顔すらも、スマホのニュースを見るようになって、初めて知ったくらいで、未だに名前と歌しか知らないアーティストは多い。マイケル・ジャクソンすら、黒人か白人か、かなり長い間知らなかったくらいだから。世間の話題に疎い。ってか、気にしたこともなかった。だから、アメリカ人の感覚とは、相当にズレているに違いないけれど、今改めて、大変な生き方をされてきたんだろうな、なんてことは思う。
今度は、変わるような気がしている。

余談ながら、日本語の「白人」や「黒人」を、差別的なニュアンスで使っている方もいらっしゃる気はするけれども、他に表現が見つからないので、僕はこの表現を使わせてもらいました。

Twitter, YouTubeなどなどの普及、観光などの人の移動、世界のニュースが即時に入ってくる環境、などなどに押されて、これで変わらなかったら、アメリカは世界に相手にされなくなると思う。どっちに転んでも、トランプ効果だ。

なんて話は、どうでもいい。システム、なんとかしなきゃ。
(壊して、骨組みを作り替えるところまでは、終わりました。)

システムで何ができるか、システムをどう使うかについては、ジジババじゃなくて、20代のスマホ世代の感覚が、一番正しいような気が、僕はしています。