遅い朝飯。10時には事務所に戻れたから、今日は早い方かな。(これ以上書くと、問題があるので・・・)

で、例によって例の如く、テレビを見ながら朝ごはん。
「顔のしみ」を目立たなくする化粧品のCMをやってた。この時間帯のCMって、こんなのばかり。

ふと思った。そう言えば、顔に痣のある女性を知っているし、(なんの事故だったかは聞かなかったけれど、)顔に傷のある女の子が同級生にいた。気にしていたのか、いなかったのか、子供の頃からのコンプレックスなんていうのがあったのか、なかったのか、話題をそこに向けたことはなかったけれども、一応、想定としては「あったかも知れない」という前提は、自分の中では持っていたと思う。顔にあるホクロですら、コンプレックスの材料にしちゃう男子(同級生)もいたけれど。

そう言えば、僕の顔にも、割と大きめなホクロはあります。(この年になって、一つはかなり小さくなったけれど、)小学校の理科の授業で、星座のところで「冬の大三角」とか「夏の大三角」とか習った後の休み時間に、僕の顔のホクロを「顔の大三角」とか言って、(なんか、サインペンみたいな奴だったかなぁ)三角形を顔に書き込んでくれた奴がいた。米屋の息子のSだったか、Sと仲の良かったIだったか。二人のうち、どっちか。(だからどうこう、っていう訳じゃありません。僕も「やめろよ」とか言いながら、面白がってたし。)

話を戻して、50代、60代になると、「男の顔は年輪」とか言う。どういう人生を歩んできたか、顔に刻まれている、とも言われる。だから、顔に自信が持てないということは、自分の生きてきた生き様に自信が持てない、ということになるんだろうか。だったら、女性はどうなの?テレビCMで見る限り、肌の艶だとか、ハリだとか、しみだとか、しわだとか、そんなのばっかりが話題になってる。そうか。女の生き様の価値は、皮膚の状態なのか?

僕の同世代の男性、若い男子の「化粧」に抵抗感がある方も少なくないみたいで、(抵抗感のない方もいらっしゃると理解しているけれど、)「中身よりも、見てくれか」という一言が、喉まで出かかっているような気がする。今や時代は、中身の有無じゃなく、映え(バエ)の時代ですからね。ギンギラギンに映えているなら、銀蠅(ギンバエ)とか・・・(トイレが水洗になって、最近、見かけなくなった。)

顔にアザとか、傷とかがある女の子。あるいは、表現は微妙だけれども「あの子、可愛い女の子だね」とは、なかなか言われ難い女の子。その子たちは、こういうCMを見て、どう思うんだろうか。

僕の親戚の女の子ですけどね、高校時代に「私の一重まぶたは、嫌いだから、二重まぶたに整形を受けたい」とか言い出したらしく、親から相談されて、本人とちょっと話したことがあった。結局、思い止まったのかな?後日談は聞いていないけれども、そんなもん、親戚としてはというよりも、身内としては、ほとんど気になんかしていない。ありのままで、十分に魅力的だったと思っていた。だけど、本人の意識の中では、「この一重まぶたが二重だったら、人生が変わるのに」と思っていたに違いない。今はもう、子供がいる。今度あったら、「あの時の話、覚えてる?今、どう思う?」って、聞いてみようかな。

化粧品のCM。産業規模としては結構大きいらしいから、全否定なんかいたしません。ですけど、傷とかアザとか、顔にコンプレックスのある女の子が、あのCMを見ていたら、どう思うかな?そんなことは、ふと思った。今、小学校も「時差」みたいだし。

で、以前の僕だったら、これでこのページを終えていた、と思う。
師匠の講演会で、考えさせられた話題がある。

周囲は自分をどう見るか。そして、それによって、自分の生活とか行動に、どんな影響があるか。そこも、考える必要があるのかも知れない。
自分が女性だったとして、自分の周囲のヤローどもが、顔の造作とか、皮膚の状態でしか自分を値踏みしない、そういう人たちばかりだったとしたなら、それによって、できるはずの仕事を任せてもらえないとか、それはさすがに、残念な気がする。だとしたら、必要最低限、相手に不快感を与えない程度には、化粧とか、あれこれ整えたりとかして、相手に接するということも、翻って自分のために、大切なのかも知れない。(女性って、大変だ。)

私の場合には、周囲が自分をどう見るか、なんて、気にしなさすぎ、だった気もする。男の場合には、スーツとか、靴とか、髪とか、そういうことなんだろうか。幸い私はまだ、地毛ですが、だいぶ、あちこち白くなってきた。左の分け目なんかは、相当に薄くなってきたけれど、この辺には手を入れるつもりはない。ただ、ボサボサなのは、ちょっとなんとかして出かけるようにしないと、とは(最近は多少、)思っている。
テレビのバラエティで、「爆発現場」から出てきた男性の髪型、みたいな感じで、そのまま電車に乗っちゃったりもしてましたから。

外観「も」見る、ならいいけれど、外観「しか」見ない人も、結構多いですものね。
難しいね。でも、女性であっても、シワとか、シミとかであたふたするのではなく、小学生とかの女の子に「顔は、女の人生の年輪だからね」などと、堂々と答えるような大人の女性がいたら、そちらの方が魅力を感じるかも知れない。

そして、案外大切なのは「顔」のパーツそのものよりも、「表情」なのかも知れない。表情なんて、それこそ内面がそっくり出てきている感じがするし。表情は、化粧できませんしね。

おっと、化粧品業界の皆様、決して、喧嘩を売ってるつもりはございません。前言撤回するような内容を書いているつもりはありませんが、気に障ったら、どうかご容赦ください。長くなった。以上