夜の街

小池都知事が、結構一部のネット民から叩かれてる。
「夜の街」にマイナスのイメージを植え付けようとしている、と。僕もそのクチです。
反論があるなら、メールを入れてもらえたら、いつでも出張して(相手先のサイトで、私の実名や住所を晒して)、アウェイで議論に応じます。

考えてみて欲しい。感染者が集まっている医療現場ですら、「クラスターが発生した」ことがニュースになるくらいだから、どれほど感染者が集まっていても、新型コロナ程度ならまだ、ケアをする立場の方々も(無論、確率が高いから中には感染する医療関係者もいるけれども、)感染しない方が遥かに多いのが現状だと思う。

要するに、適切な対応さえすれば、全ての経済活動を再開したって、感染は押さえ込める、という解釈ができるだろうと私は考えますが、間違っていますか?
(ところが、こうして言葉にしていても、「適切な対応さえすれば」という、たったこれだけの部分を、完全に無視する方、とか、「無条件に大丈夫」という勝手な解釈をする方とか、多いのは気になる。)

その「適切な対応」が、マスクだけだったり、フェイスシールドが必要だったり、防護服が必要だったり、状況によってレベルが違う、という、それだけのことだと思う。

「夜の街」や「若い人たち」が、新規感染者の多くを占めている。何を意味するか。

「夜の街」や「若い方々」の中に、「適切な対応をしていない人が多い」という実態がある、ということだろうと、私は考える。全員がマスクを着用していれば、相当に感染を押えられるのに、都市部なのに(私は、ここのところ、池袋しか知りませんが、)マスクをしていない若い人をそこそこ見かける。

マスクをしていないことが問題となるのは、大都市だからだと断言する。うちの近所。日中だったら、財布を落としたって、5分かとか10分で戻れば、おそらくそのまま残っている。誰も歩いていないから。池袋でそれがあるか、という歴然たる違いがある。うちの近所だと、マスクしていない人もかなり増えたけれども、そもそも、「密」にする方が難しいくらいの土地柄だから、環境要因を考えたなら、マスクをしていなくても、感染させるリスクはかなり低いけれど、大都市は違うでしょう?その違いがわからない、理解できない人は、「もう大丈夫」だと思って、池袋なのに、マスクを外して街を出歩く。そもそもの昼間人口が多いから、そういう人たちは、比率としては数%だとしても、結果的に、飛躍的にリスクが高まると思う。

夜の街も同様。適切な対応をして営業をしているお店も多いだろうと思うけれども、おそらくね、マスクをして顔を隠すと営業にならない、客は顔を見にきているのか、密になりたくて来ているのか、そういう客のニーズに応えるために、「体を張って」いるんだろうけれども、感染確率が高いという、そのままの結果が出たということだろうと思う。

せめて、客にフェイスシールドを配布して着用させるとか、あるいは、居酒屋で宴会をやるにしたって、マスクを外すならフェイスシールドを着用するとか(フェイスシールドの話題の話題を持ち出したのは、たぶんこれで4回目)それを徹底すれば、その店からクラスターが発生する確率は相当に下げられるだろうに、そんなことはしない。

営業を自粛しなかったパチンコ店の名前を公表したら、かえって客が集まった、なんていう話も聞いた。夜の街も、同じだろうな。フェイスシールドをつけたがらない、つけさせない発想は、別の種類の夜の店でコンドームをつけたがらない客のニーズに応えるのと、一緒なんだろうと思う。(まったく、その辺の事情はわかりませんが。)そうやって、「夜の店」で感染した人が、昼間、職場でも無頓着に、気配りをしていなければ、その人が勤務する職場でクラスターになる。

「確率の高い原因から潰す」のが、鉄則だとしたら、小池都知事が「夜の街」を執拗に名指しするのは、まったくの正攻法だと私は思う。感染した方々を隔離したり、隔離されている間の治療やケア、食と住を提供するのは、国か、または都道府県ですからね。

僕が、マイナンバーカードをまったく信じないのは、技術的な見落とし云々以上に、「権限」を持って、そうした他人のマイナンバーカードの情報を読むことのできる、役所(国から、市区町村レベルまで)のヒトを100%信じ切ることが、どうしてもできないから。
僕が「夜の街」を危険視する発想も、それに近い。ボッタクリバーの話はよく聞くけれど、そういう営業をしている人たちが、客の感染には配慮すると考えることのできる方の脳味噌には、お花畑が広がっているに違いない。

ほとんどのお店が、きちんと対応していたとしても、そうでない人たちもいる。特に、新宿に多いだけでなく、池袋でも似たようなところが増えてきた、ということなんだろう。(そして、埼玉県民が感染して、埼玉に持ち帰って、種を撒く・・・)ほんの数件でも疑わしい事例があったら、十把一絡げで、全体が「いかがわしく」見える、なんてのは、よくある話でもあるし、外から見分けがつかないならば、「全体」を疑うしかない。それが「夜の街」発言の根底にあると、僕は思う。

今日の夕方のテレビのニュース。共和党の選挙戦の映像が流れていたけれども、ほとんど誰もマスクをしていない。あの映像は、タルサの時のものだったのか。確か、共和党も選挙運動を見送るというニュースをみた記憶があるけれども、まさか、再開していないだろうな、なんてことは思う。
もし、タルサと同様の選挙戦を全米で繰り広げるならば、間違いなく、大統領選挙が行われる頃には、アメリカの新型コロナによる死者数は、第二次世界大戦での米兵の死者数を上回ると断言する。それがトランプの望みなら、そんなことは起き得ないと盲信するなら、勝手にやったらいいとも思うけれど。

いっそのこと、新型コロナの「後遺症」について、何が起きているか、全身スキャンで調査して、年齢ごとに何%くらいの確率で「多臓器不全」が起きるか、公表すべきじゃないか?(いえね、私はもう、新型コロナの後遺症は、脳も含めた全身多発性の梗塞(部分的な壊死)だと、決めつけてますが。根拠もなしに書けるのは、学術論文ではないから。信じるか信じないかは、あなた次第。否定か肯定かができるデータが調うかどうかは、厚生労働省次第。)

非医療関係者への説明を加えるなら、一般の方が「心不全」と聞くと「死因」のように思われると思うけれど、「慢性心不全」という病名(なのかな?)というか、状態が存在する。「多臓器不全」も、死因としてニュースで見聞きすることが多いけれども、新型コロナの後遺症として「慢性多臓器不全」は、おそらく、人工呼吸器を装着するレベルまで重篤な状態に陥って、そこから回復した方々の中には、10%を超える確率で存在している気がする。
そうした方々には、慢性症状に対するケアが必要な方も、多いんじゃないかとも思う。たぶん、国家予算の支出に関しては、国会などでの議決なのか、承認なのか、何か必要になるんだろうけれど。
だから、「正しい防護策」は、業界団体など、あらゆるルートを通じて、徹底すべき。

例えば、脳卒中なんかだと、「生活習慣」とか「自己責任」が問われる。それが、職場の誰かが「夜の街」中毒で、行かずにはいられない感じで感染し、職場でクラスターが発生しました、その結果、後遺症を抱えてしまうことになりました。そういう場合には、どうしたらいいんだろうか。その「夜の街」が好きな同僚相手に損害賠償の訴訟を起こす?その人が入り浸っていたお店?国を相手にする?感染症だから、「自己責任」でないのは明らか。
対策をせずに営業をしている店が相手だったら、そういう店と、客(同僚)の、両方を訴える、っていう感じになるんだろうか。

その業界団体が「この店は安心ステッカー」を用意したって、うっかりしたら、知人の店から借りてコピーして、そのカラーコピーをお店に貼り付けて、「この店は新型コロナ対策万全」みたいに偽装するかも知れない。そういうステッカーを用意するなら、QRコードか何かを入れて、スキャンしたら、webページ経由で「この店は対策万全」というのが見られるくらいにしないと、安い対応策だと、すり抜けられる気がする。

長くなった。終わり。