一部の例外

日本が安全な国ランキンで、昨年の3位から10位転落、とかいうニュースが配信されていたので、早速ググったら、別のランキングページが出てきた。

世界の安全な国ランキング。1位はアイスランド!日本は?
https://tabizine.jp/2017/04/10/133957/

どちらでもいいけど・・・以前、1位になったとかいうのをみた記憶があるので、「悪くなった」感じはする。繁華街の路上でのひったくり、なんていう話も聞くし、女性が夜一人で歩く、あるいは子供だけで通学するなんてのが、必ずしも安全でない地域とかもあるみたいだし・・・ただ、ニュースになるだけ、まだましか。あまりにも日常茶飯だと、ニュースにすらならない。

徐々にだけれども、「悪化」している根底にあるのは、「格差の拡大」だと思う。既得権層から漏れると、いきなり最低水準に落ちやすい。子供の貧困の増加、生きるために手段を選ばない人たちの増加。高齢者の犯罪(万引き)の増加、なんていうニュースもやっていた。政治家に、というよりも、霞ヶ関には、もっと底辺に目を向けて欲しい、なんてことも思う。誤解されると嫌なので、言葉を補えば、貧困層の子供が、即、倫理基準が低いなんてことは言っていない。「一部の例外」ではあろうけれど、比較的、道を踏み外しやすい環境がある、ということは言っている。

そして、追い討ちをかけているのが、コロナ禍。もう、すごい経済インパクトがあるみたいで・・・。で、GoToキャンペーン、始まっちゃったか。基本的には反対だけれど、始まった以上は善後策を考えるしかないんだろう。

業界団体ごとの「ガイドライン」は、無論「完全に守る」ことが大事、だけれど、37.5℃みたいに、見直すべき項目も少なくないだろうし、逆もあるかも知れない。「ここまでやる必要はない」というのがわかる経過、というのは、どこかで「ガイドライン」を無視した会社や団体なんかがいて、それら「一部の例外」がクラスターを発生させしませんでした、だとしたら、「そこまでやる必要はなかった」ということが分析できるかも知れない。逆に、ガイドラインを破ってクラスターを発生させたなら、その破られた「ガイドラインの項目」は正しかったことの証明になるんだろう。さらに、守っていたにも拘らず感染が発生したなら、まだ何か、足りない「ガイドライン項目」がある、っていうことなんだろう。

乱暴な議論だけれど、感染が起きてしまってから分析するしかない。だとしたら、感染拡大を起こしながら検討し、「経済活動の再開」に必要「最低限」の水準を見極めていく、それしかないような気がする。いずれ「感染者と接触する機会があったとしても、これさえ守っていれば大丈夫」という基準が明確に見えて来たなら、神経質になって「ボランティアの受け入れ制限」なんてことをしなくても済むんだろうし・・・(それでも、PCR検査能力の大幅な増強は、必要不可欠な気がする。旅先での発熱で、「1週間の検査待ち」なんて、シャレにならない。)

社会の秩序を維持するためには、ルールを守ることが大事、ではあるけれど、この際だから、冷静に状況分析を重ねながら、本当に必要なルールを見極めていく、というのは、大事なのかも知れない。

それと、日本人の「倫理水準」が、だんだんと低下している、なんていう話題とは、全然、話が別ですが。鬼の首でも取ったみたいに、浮気した有名人を叩いたりする、そうしてあれこれ書いている割には、単に騒ぎたいだけで、その人の「倫理観」がしっかりしている、とは全く言えないような、むしろ逆のような気もするし。