単純な話

システムは、なるべく単純な方がいい。

ただ、一筋縄では行かないのが人間で、僕ら自身が「単純」だと思っている行為が、システム化の際には、滅茶苦茶複雑になることがある。
例えば「挨拶」。

「おはようございます」と挨拶する。単純。
だけど、僕自身も含めて、ヒトの場合には相手によって対応が異なる。
例えばだけれども、その「おはよう」を伝える相手が、自分の子供、親、配偶者、御近所さん、同級生(同性)、同級生(気になる異性)、先生、会社の部下、上司、社長、お店の店員さん、偶然出会った超有名人(鶴瓶さんでも、デヴィ夫人でも、誰でも適当にご想像いただくとして・・・)などなど、誰に対しても、全く同じ「おはよう」を伝えるか、考えてみて欲しい。絶対に、微妙に表現だって違うはずだし、言葉の被せ方だって違うし、おそらく素振りだって違う。

そこに気付いてしまって、根掘り葉掘り「自然な挨拶」をどうするか、確認したら、絶対に切り返される。「単純に作ってください。」
まぁ、日本語なら「おはようございます。」だろうな。自分の子供に対してでも、部下に対してでも。それが「自然」だと受け入れてくれるなら、別に構わないんだけれども、業務用だと絶対にそこにクレームがつく。
通じにくい例え話で、大変申し訳ない。要するに、単純にしたいのに、そうできないから、頭を抱える。

今悩んでいるのは、半角カナの扱い。

よくないよなぁ、僕はイエスマン、です。いや、上司に対して、権力に対して、イエスとしか答えない、なんていう意味じゃない。(すぐに食ってかかる僕の性格は、僕の周囲の方はよくご存知。)僕のイエスマンは、「こうしてください」とか、「できますか」という問いかけには、ほぼ100%「はい、わかりました。」「はい、できます」と答える。半年前の「わかりました」が、今になって、悩みの種。もう、遅すぎる。

旧データに「半角カナ」のデータがあった。今にして思う。「今回のシステムにデータを移管する際に、半角カナは、全部、全角カナに変換して格納する、ということでよろしいでしょうか。」この、たった一つの質問を「提起」できなかった。「半角カナでも、全角かなでも、どちらでも同じように検索できるようにしてください。」このリクエストに対して、僕は「はい、わかりました、できます。」としか答えなかった。違うんだわ。本来、全体像を見極めていたなら、「半角は使わず、全部全角にしてデータとして格納するようにする、ということで、いいでしょうか?」これだけの質問をするべきだった。

それをしなかったおかげで、プログラム修正がめちゃくちゃ面倒臭い形になってしまった。
エラーが出て、今日(もう昨日だ)この問題点を見つけた。

やれやれ、どこまで完成が遅れるんだか。