おおやけ

公的な立場にある人間は、およそ私情を判断に挟み込むべきではない。

自民党の場合には、自民党がアメリカの軍需産業から多額の裏金を受け取っているという「私情」を、ひた隠しにしながらも、うまいことバランスをとって、体裁を整えてきた。ところが、とんだ小物は、国民よりもスポンサーの顔色を見て、「私情」を露骨に表に出した。それが、今回の騒動なんだろうな。総理なら、法律に「明文化」されていないならば、なんでも許されると思っている。

同じ事情は、田中角栄氏も抱えていた。あの方は、日本をアメリカの影響下から離脱させようと本気で考えていた。じわりじわりと、アメリカの言うことは聞かないぞと、表に出して来たところで、アメリカ側がカードを切ってきた。これ以上、「言うことを聞かない日本の総理は邪魔だ」と、ロッキード事件をリークした。日本のマスコミは飛びついた。結果は、誰もが知っている通り。以来、日本の自民党総裁は、アメリカに逆らうことが全くできなくなった。
田中角栄氏以上の政治家は、その後出ていない。中には「不沈空母」なんていう発言をした方もいるし、実質的にはアメリカの属国で、おそらくトランプなどはこうした裏事情には精通していなかったんだろう。安部はトランプにすり寄ることで、自民党に不利になる情報が表に出ないことを確認しつつ、アメリカとの関係の「維持」を画策した。

小物が暴れたてくれたお陰で、影の事情が表に透けて見えてきたんじゃなかろうか。さすがに、証拠をつかませるようなやり方はしていないんだろうな。
日本が「核兵器禁止条約」に「反対」している現状を見たらいい。なぜか。核兵器に存在してもらわなかったら、自民党が困るから。ただそれだけ。裏事情?上には筒抜けだと思う。

アメリカにいる「支援元」の顔色を見つつ、国民の顔色も見つつ、うまいことバランスを取ってきたのに、安倍がモリカケサクラでシラを切り通すことに成功したのを直近で見ていて、国民の、特に左寄りの人間の顔色など一切無視しても大丈夫だと確信したのに違いない。かくして小物はアメリカべったりの素顔を前面に押し出した。ある意味で、これはとても面白い状況だし、絶好の機会かもしれない。
ここで、気の利いたマスコミの現場の記者などは、その気になればなんらかの情報を拾えるに違いないけれども、きっと、そうした「大スクープ」を手にしても、大政翼賛のマスコミ本社には握り潰されるに違いない。

「真実」を知る人間が、どこまで「真実」に忠実であるか、常に試されているのに、「真実」なんて、誰にもバレっこないと思っている方々がどれほど多いか。あたしゃ、全部はわかりません。でも、上は知ってる。時々、教えてくれる。証拠の提示なんてできません。ただ、証拠を提示することなんか僕の役割じゃないし、そもそも、一人一人が上に戻ろうとした時に「落とされる」だけの話だから、私にはどーでもいいし、ヒトがヒトとしてきちんと生きるということと「国家」がどうなるかなんてのは、無関係だから、誰もが自分の生き様を考えて、ただひたすら、公(おおやけ)に関することに嘘をつかないこと、それだけを考えていたらいい、それだけのことだと思う。

ところがね・・・馬鹿らしくて、これ以上書く気になれない。