ディレクトリ構成
MINIXのディレクトリ構成は、以下のようになっています。
オペレーティングシステム自体は/minixの下にファイルとして置かれていますが、これを構成する個々の要素ソースプログラムは/usr/src/kernelと/usr/src/mm, /usr/src/fsに書かれています。
ライブラリは、/usr/libにおかれていますが、このコードは/usr/src/libに書かれていて、ライブラリを修正することによってシステムの機能を変えることも可能です。ライブラリを使うためには、そのライブラリで関数がどう定義されているか知らなければ（コンパイラに通知しなければ）なりません。そのために、/usr/includeが提供されています。
/etcの下には、システムの実行環境の設定ファイルなどが置かれています。
MINIXのコマンドは、ユーザプログラムと同様に「実行型のファイル」として提供されています。これらは/usr/binの下に置かれ、/usr/src/binにそのソースコードが書かれています。